2023年5月31日水曜日

新着情報 2023年6月

 >06月

沖永良部で励ましの会 新たに9人が就農 目指す農業経営の実現を(2023.06.30)

2023年度沖永良部地区新規就農者励ましの会が29日、知名町中央公民館であった。関係機関から約50人が参加。就農した夫婦1組と7人の合計9人が島の農業の担い手としての決意を新たにした。

訪問看護ステーション「わたりどり」開設 南3島の在宅患者支援(2023.06.29)

公益財団法人慈愛会・徳之島病院(徳之島町亀津、末満純一院長)で28日、訪問看護ステーション「わたりどり」(吉元初美管理者・所長)のオープニングセレモニーがあった。精神科に特化した同ステーションの開設は同島では初。沖永良部島、与論島を含む南3島の在宅患者たちへの支援体制をさらに充実させる。

伝統の「汐干し」学習 塩作りで先人の苦労知る 和泊町国頭小(2023.06.29)

塩作りを通して先人の苦労を知る「汐干し」学習が28日、和泊町国頭の海岸であった。同町立国頭小学校の6年生9人が参加し、海水を岩場に打ち付ける作業を体験した。

ユリ球根取引始まる 掘り取り急ピッチ 沖永良部島(2023.06.28)

沖永良部島の2023年産テッポウユリの球根取引が20日から始まった。今年の出荷量は122万4200球(前年実績比36万6000球減)を見込む。島内各地のほ場では、生産者が掘り取り作業に汗を流す姿が見られる。取引期間は7月10日までの21日間。


和泊町で南3町老連研修会 会員増強へ取り組み発表 子どもたちとの活動「お年寄りから学ぶ機会に」(2023.06.27)

2023年度第42回南3町老連ゆめ・ときめき交流研修会が25日、和泊町のえらぶ長浜館であった。和泊、知名、与論の3町老人クラブから約200人が参加。「伸ばそう!健康寿命 担おう!地域づくり」を合言葉に、各地域の取り組みを発表した。

奄美地方 待望の梅雨明け 古仁屋、沖永良部は 平年2倍以上の降水量(2023.06.27)

鹿児島地方気象台は26日、「奄美地方が梅雨明けしたとみられる」と発表した。平年(6月29日ごろ)より3日早く、昨年(6月22日ごろ)より4日遅かった。梅雨期間中の降水量は古仁屋と沖永良部で平年の2倍以上となり、連続して発生した線状降水帯による記録的な大雨で土砂災害などが発生した被災地では復旧作業がなおも続いており、「ようやく、やっと明けた」と安堵=あんど=の一方、二次災害を心配する声も聞かれた。

大浜、与名間は13年連続「AA」 県内24カ所すべてで良好 県の海水浴場水質調査(2023.06.24)

県は23日、2023年度実施の海水浴場水質調査結果を公表した。市町村管理(委託含む)の24海水浴場を調査し、16カ所が特に良好な水質「AA」、8カ所が良好な水質「A」だった。奄美市の大浜海浜公園と天城町の与名間海浜公園は11年度以降、13年連続で「AA」と評価された。

「復帰の歌」碑建立へ 70周年記念で協議 沖高中庭予定、12月19日式典 沖永良部実行委(2023.06.23)

奄美群島日本復帰70周年を記念した「復帰の歌」歌碑建立実行委員会(名間武忠委員長)の第4回会合が21日、沖永良部島の県立沖永良部高校会議室であった。協議の結果、歌碑の建立予定地を同校中庭とし、除幕式を含めた記念式典予定日を12月19日とした。

小学生が昔ながらの漁法体験 海面たたいて魚追い込む 和泊町(2023.06.23)

和泊町の和泊小学校と国頭小学校の5年生48人が21日、同町ワンジョビーチで伝統の追い込み漁を体験した。子どもたちは、網にかかったさまざまな魚に驚いた表情をしていた。 両校の合同体験学習の一環。最初に、講師を務めたえらぶ漁業集落の塩貝和雄さん(62)が講話し、海の危険生物や離岸流の危険性などを説明した。

奄美地方で記録的大雨 各地の声 「指示前に避難」「危機を感じた」「経験がない雨量」(2023.06.22)

20日午後6時頃から奄美地方では、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が発生し、奄美市の住用町をはじめ各地に土砂災害警戒情報、大雨洪水警報が発令された。当時の状況、今後の対応などを各地で聞いた。

島民創作ミュージカル「えらぶ百合物語」 初の島外公演へ(2023.06.21)

島民創作ミュージカル「えらぶ百合物語」に出演する劇団えらぶ百合物語のメンバーが19日、知名町の今井力夫町長を表敬訪問し、8月25日に姶良市文化会館加音ホールで開かれる初の島外公演に向けて意気込みを語った。

沖永良部で大雨 道路の冠水発生 和泊町、民家5棟が床下浸水(2023.06.20)

大雨の影響で和泊町では19日、民家の床下浸水や道路の冠水が発生した。人的被害は出ていない。 町によると、19日午後3時30分現在、民家5棟で床下浸水の被害が出ている。 複数の道路で冠水も発生。同町の県道では約400㍍が冠水し、一時片側交互通行となった。


屋久島・奄美発の環境文化 体験し学べる里にスポットも 鹿大研究会、電子書籍で発行(2023.06.18)

鹿児島大学鹿児島環境学研究会は、公益財団法人屋久島環境文化財団との共同編集で、電子書籍『屋久島・奄美発 世界自然遺産の里と環境文化』を発行した。体験し学べるフィールドとしての里(集落)にもスポットをあてており、選出したモデルコースをエコツアーなどでの活用を期待している。

屋久島・奄美発 世界自然遺産の里と環境文化(PDF版)

「島の魅力伝えたい」 初の島外公演へ、練習に熱 劇団えらぶ百合物語(2023.06.17)

沖永良部島の小学生│高校生で構成する劇団えらぶ百合物語は8月25日、姶良市文化会館加音ホールで島民創作ミュージカル「えらぶ百合物語」(松永太郎作・演出)を公演する。初の島外公演。メンバーで話し合って立てた目標「感動に満ちあふれたミュージカルで沖永良部の魅力を伝えたい」の実現に向け、日々練習に励んでいる。

エイサーや特産品で歓迎 クルーズ船4年ぶり寄港 沖永良部島(2023.06.15)

ドイツ船籍のクルーズ船「ハンセアティック・ネイチャー」(1万5651トン)が14日、乗客170人と乗員162人を乗せて沖永良部島・和泊町の伊延港に初寄港した。同町へのクルーズ船寄港は2019年の「にっぽん丸」以来4年ぶり。雨の中、和泊、知名両町長をはじめ両町の役場、観光関係者などが港で歓迎し、芸能披露や物産展を開いて乗客らを楽しませた。

女性議員大島郡6町村でゼロ 解消へ奄美市でフォーラム計画 「県内の女性議員100人にする会」(2023.06.14)

「鹿児島県内の女性議員を100人にする会」の平神純子代表(66)が13日、奄美市名瀬の大島支庁記者クラブで会見を開き、大島郡6町村を含む県内10町村議会の女性議員ゼロ解消に向けた取り組みをアピールした。平神代表は、「県内自治体の中でも奄美群島の自治体の女性議員の割合が少ない状況にある。来年以降、改選を迎える町村議選に向け、1人でも多くの女性が立候補できるよう支援していきたい」などと話し、奄美市で女性議員らが参加するフォーラム開催を計画、女性候補の発掘を目指す考えなどを示した。

フード連合、沖永良部島の持続可能な農業生産現場を視察(2023.06.13)

日本食品関連産業労働組合連合会(フード連合)の視察研修会が6月6日から1泊2日の日程で、沖永良部島をフィールドに開催された。参加者は全国から23人。「一次産業と『海・陸』のサステナビリティーを学ぶ」をテーマに島でフィールドワークを行った。参加者は、馬鈴農家のグローバルギャップ認定取得への取り組みや、島内産の飼料を開発して経産牛も「おいしく」食べる「循環畜産業」の現場を目の当たりにした。

安全保障の「縦」と「横」 奄美と「国民保護計画」 島の宝、対馬丸、雨(2023.06.12)

東京から奄美に移住して今月で丸3年。島のことを知らない島外の人たちに「奄美とはどんな場所か」と聞かれたら、こう答える。「亜熱帯の気候そのもので、島の子どもたちは、急に降り出す雨でも平気な様子。降ったら降ったで、仕方ないといわんばかりに傘を差さない。むしろ、『恵みの雨』のごとく受け入れ、楽しんでいるようだ」。奄美は、動植物の豊かさだけではない、自然に、環境に素直な子どもたちの存在こそが、この島の価値なのだと。

先人の知恵や苦労学ぶ 住吉小児童が塩づくり体験 知名町正名(2023.06.11)

知名町正名集落のニシムドゥル海岸で10日、住吉小学校(牧口廣久校長)5、6年生21人を対象とした塩づくりの体験学習があった。児童らは集落の高齢者から体験談も聞き、先人の知恵や苦労を学んだ。

サンゴ5種が一斉産卵 夏の海中に「星空」広がる(2023.06.10)

夏の海中に「星空」広がる――。奄美海洋生物研究会会長の興克樹さん(52)が7日夜、瀬戸内町の沖合でサンゴ5種の一斉産卵をカメラに収めた。無数の「新しい命」たちが、奄美の海で広がった。

「5類」移行から1カ月 観光に明るい兆しも 感染対策は継続を 新型コロナ(2023.06.09)

新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行してから、8日で1カ月が経過した。感染症対策や行動制限で長く苦境に立たされた観光業界からは、客足の回復を喜ぶ声が上がっている。一方、県内医療機関の定点報告によると、5類移行後感染者数はじわじわ増加。奄美の医療関係者らも「脅威が去ったわけではない。マスクや手洗いといった基本的な感染対策を続けるべきだ」と注意を呼び掛けている。

沖永良部地域公共交通活性化協 策定は来年度以降へ 利便増進実施計画 「バス路線再編、慎重に検討」(2023.06.08)

2023年度第1回沖永良部地域公共交通活性化協議会(会長・今井力夫知名町長)が7日、知名町商工会館会議室であった。委員ら17人が参加。今年度の策定を目指していた「沖永良部地域公共交通利便増進実施計画」について協議した結果、バス路線の再編に関しては慎重に検討する必要があるとして、計画の策定を24年度以降とすることで決まった。

研究者と島民意見交換 方言継承の方策探る 和泊町(2023.06.07)

シマムニ(沖永良部島方言)継承に向けた情報交換会(和泊町島ムニ継承推進協議会主催)が4日、同町中央公民館であった。ハワイ大学ヒロ校ハワイ語学部の大原由美子教授ら国内外の言語研究者らとシマムニの継承活動に関わる島民ら計約30人が参加。先進事例紹介や意見交換を通して継承の方策を探った。

沖永良部島発のミュージカルが初の島外公演 CFで支援呼びかけ(2023.06.06)

沖永良部島の和泊町研修センター(和泊町根折)で5月27日、ミュージカル「えらぶ百合物語」の練習があり、6人の中学生らが汗を流した。今回は2011(平成23)年の初公演から数えて7回目。8月25日に姶良市文化会館加音ホール(姶良市)で予定しており、初の島外公演となる。

沖永良部高校文化祭 4年ぶりに一般客入れ開催 元気いっぱい感動届ける(2023.06.06)

沖永良部高校(德留健作校長、生徒数229人)の第66回文化祭が5日、同校体育館であった。コロナ禍以降、4年ぶりに一般の観客を入れて開催。生徒らは、元気いっぱいのパフォーマンスで観客に感動を届けた。

物流再開に安堵の声 奄美群島にフェリー入港 旬のスモモはあす島外へ(2023.06.05)

台風2号の影響で欠航が続いていた定期航路が運航を再開し、奄美群島の各港に4日、待望のフェリーが入港した。奄美大島では4日ぶり、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島では8日ぶりに物流が再開。流通関係者や住民から安堵(あんど)の声が寄せられた一方、「慣れているから」と落ち着いた様子を見せる人も。収穫期を迎えた奄美大島特産のスモモ「奄美プラム」は5日、島外へ向け出荷される。

東京・大阪・福岡で開催 旅行説明会・相談会 地域の魅力をPR 奄美群島観光物産協会(2023.06.04)

「ぐーんと奄美」の愛称で知られる奄美群島観光物産協会(代表理事・安田壮平奄美市長)は2日、東京都内のホテルで2023年度奄美群島旅行説明会・個別相談会を開催した。奄美旅行を企画・催行している旅行会社や航空・船舶事業者など19社から46人を招き、地域の魅力をPR。同時に個別相談会を開いた。情報交換会では、島々の食材を使った料理も提供された。

大島地区5月子牛競り 前回2万円下回る52万円 相場回復期待も軟調に推移(2023.06.02)

JA県経済連肉用牛課奄美市駐在がまとめ、公表した2023年5月の大島地区子牛競り市結果によると、子牛市況の総平均は52万928円で、前回(3月)比2万2027円下落した。新型コロナウイルス感染症対策も緩和され、大型連休明けの牛枝肉相場の回復が期待されたが、軟調に推移したままとなっている。

台風2号 奄美地方、2日最接近 うねり伴う高波に厳重警戒(2023.06.02)

大型の台風2号は1日午後3時現在、那覇市の南西約210㌔の海上を時速15㌔の速さで北北東に進んでいる。奄美地方南部・北部ともに強風域に入っており、最接近は南部が2日朝、北部が同日昼前の見込み。名瀬測候所はうねりを伴う高波への厳重な警戒、暴風や土砂災害などに警戒するよう呼び掛けている。

生鮮食品や乳製品など姿消す 台風接近で生活に深刻な影響 徳之島(2023.06.01)

大型で強い台風2号の接近で、奄美群島南部では航路や航空路の乱れにより、住民生活に影響が生じている。徳之島では海の便の断続的な欠航や抜港に伴い乳製品や生鮮食品などが店頭からほぼ姿を消しているほか、学校給食で牛乳が提供できなくなるなど状況が深刻化。台風の進路や速度次第では今後も影響が長引く恐れもある。

2023年5月1日月曜日

新着情報 2023年5月

 >05月

スモモ島外出荷できず 台風で定期船上り便欠航 JA受け入れは継続 低温貯蔵施設で保管(2023.05.30)

大型で非常に強い台風2号は徐々に北寄りの進路を取り、沖縄や奄美地方に接近している。この影響で海の便では鹿児島―奄美―沖縄を結ぶ定期航路のうち沖縄発の上り便が29日から欠航。収穫期を迎えている特産果樹スモモ(「奄美プラム」)が島外に出荷できない事態となっている。JAあまみ大島事業本部は名瀬港などにある低温貯蔵施設を活用し保管、上り便再開まで備えるが、欠航が長期化すると値段が下がる可能性がある。

えらぶ島づくり事業協同組合総会 人手不足解消へ 有料職業紹介事業にも力(2023.05.27)

えらぶ島づくり事業協同組合(組合員10人)の2023年度総会が25日、和泊町役場2階会議室であった。組合員や関係機関から12人が参加。今年度は職員11人で労働者派遣事業を展開していくほか、人材不足の解消に向けて昨年10月から取り組んでいる有料職業紹介事業にも力を入れる。

余多うちばる保存会を発足 集落住民が伝統芸能継承へ 知名町(2023.05.26)

知名町余多集落(和泉清孝区長、97世帯)は21日、同集落公民館で総会を開き、集落に伝わる伝統芸能「余多うちばる」保存会の発足を承認した。会員は集落住民で構成する。会長に就任した余多老人クラブ天竜会長の元栄淳一さん(73)は「今後は子どもたちにも教えて誰もが踊れるような形にし、踊りを継承していきたい」と力を込めた。

選ばれるポイントは写真 「さとふる」と奄美市説明会 ふるさと納税返礼品事業者向け(2023.05.26)

ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」と奄美市は25日、市民交流センターで「寄付増加につながる取り組み」と題し、返礼品出品事業者向けの説明会を共催した。同社は「ふるさと納税はショッピングサイトと化している。選ばれる最大のポイントは写真」だとして、選ばれる写真の撮り方などを解説した。オンライン参加を含め14社が参加した。

びっくり「双子」ソテツの実 和泊町(2023.05.24)

和泊町国頭の佐々木鐵雄さん(75)は17日、同集落の海岸で一つの種子から二つの芽が出ているソテツを見つけた=写真左。集落内のため池周辺に植えられたソテツを20年以上管理している「ベテラン」の佐々木さんも「初めて見た」と驚きを隠せない。

清楚に白く、梅雨の花 トカラアジサイ 沖永良部島(2023.05.21)

沖永良部島・和泊町の越山でトカラアジサイが白い清楚な花を咲かせ、梅雨の季節を知らせてくれている

最高金賞に2蔵元4銘柄 奄美黒糖焼酎15点入賞 蒸留酒品評会TWSC(2023.05.20)

国内外で流通する蒸留酒を対象とした品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2023」(実行委員会主催)の審査結果がこのほど発表され、焼酎部門で奄美黒糖焼酎15銘柄が入賞し、うち蔵元2社計4銘柄が最高金賞に選ばれた。最高金賞と金賞の上位をさらに審査し選出する最高位の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」は、後日発表される。

奄美地方梅雨入り 沖縄と共に全国で一番早く 平年6日、昨年より13日も遅く(2023.05.19)

鹿児島地方気象台は18日、奄美地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表した。沖縄地方と共に全国で一番早い梅雨入りだが、平年より6日遅く、昨年(確定値は5月5日)と比べると13日も遅い梅雨入りとなった。この日は風も強く強風注意報のほか、波浪注意報も発表された。

沖永良部産 完全人工ウナギ試食 新日本科学が研究 新たな可能性広がる(2023.05.19)

和泊町にシラスウナギの人工生産研究施設を持つ新日本科学(本社、鹿児島市)は18日、和泊町の飲食店で、研究施設で育てたウナギの試食会を開いた。沖永良部島産の完全人工ウナギを使ったうな重やう巻き、肝吸いなどが振る舞われ、参加者らは「臭みがなくておいしい」「島でウナギが作れるなんて信じられない」と喜んだ。

情報発信、交流人口増に期待 知名町 テレワークオフィス開所式(2023.05.18)

知名町が同町知名に整備したテレワークオフィスの開所式が15日、同施設前であった。同施設を含めて関連3施設の開所を祝うもので、町、議会、関係企業の代表者ら約30人が出席。テープカットで開所を祝い、3施設を活用した島の情報発信や関係人口増に期待を込めた。


再エネ整備へ派遣協定締結 専門家受け入れ実証推進 知名町(2023.05.17)

脱炭素の取り組みを進める知名町は15日、再生可能エネルギー(再エネ)を普及させる技術を開発しているDGキャピタルグループ(本社東京、新海優代表取締役社長)と地域活性化起業人の派遣協定を締結した。町は同グループの特許技術であるDGR(デジタルグリッドルーター)を活用した再エネ設備導入を計画。協定締結により、この技術への専門的知識を持つ同グループの藤原宗徳さん(60)を起業人として受け入れ、DGRの整備に向けた課題の整理や実証を進める。


知名町住吉字「母の日の集い」 青壮年団が感謝込め カーネーション贈る(2023.05.16)

知名町住吉字青壮年団による「母の日の集い」が14日、同字公民館であった。地域住民ら約40人が参加。料理を振る舞った男性らは、感謝の気持ちを込めて妻や母親にカーネーションを手渡した。

おきのえらぶ島観光協会 地域おこし協力隊お試しツアーで応募候補者と交流(2023.05.16)

おきのえらぶ島観光協会が5月12日から2泊3日の行程で、地域起こし協力隊の応募を考えている候補者向けに「お試しツアー」を行った。

会長に初の奄美関係者 歴史と格式持つ「三州倶楽部」 コロナ禍乗り越え奮闘(2023.05.15)

島津家の当主を総裁に仰ぎ、歴史と格式を持つ公益社団法人「三州倶楽部」の会長に初めて奄美群島に縁のある人物が就任して、奮闘している。NPO法人徳之島「夢」振興会議の理事長・横田捷宏(かつひろ)さん(81)だ。

奄美は計36カ所 群島各地に指定候補区域 安保土地規制(2023.05.14)

国境離島や米軍、自衛隊施設周辺などの土地取引を規制する「重要土地等調査法」に基づく政府の区域指定の候補地に、奄美群島の島々と、群島内の自衛隊施設が入った。奄美群島内の指定候補区域は計36カ所。政府は各自治体の意見聴取を経て、8月にも指定を決める方針。

町の名物つくろう! 新商品開発に補助金創設 奄振活用、提案募集 知名町(2023.05.13)

知名町は2023年度、「フローラルちな新商品開発事業補助金」を創設した。町内事業者に特産品を活用した新商品開発を促し、地域活性化や来島者の満足度向上、ふるさと納税寄付額の増額などを狙う。6月9日まで町内事業者から新商品の提案を募集している。

知名町で群島議員大会 キビ交付金制度の充実要望 奄振法の延長など14項目決議(2023.05.12)

奄美群島日本復帰70周年記念第64回奄美群島市町村議会議員大会(同市町村議会議長会主催)が11日、知名町あしびの郷・ちなであった。各地域と議長会から提出された議題7件を採択し、奄美群島振興開発特別措置法の延長・拡充や世界自然遺産登録地域を含む奄美群島国立公園の持続可能な利用の推進など14項目を決議した。

5年かけ大学卒業 社会福祉士に合格 和泊町の前幸貴さん(72)(2023.05.11)

和泊町の前(すすめ)幸貴さんがこのほど、通信制の星槎大学を卒業した。入学から5年かけて国家資格「社会福祉士」の受験に必要な単位も取得し、昨年度の試験で合格を勝ち取った。

シンボル花「ユリ」をPR 和泊町交流団28人参加 フラワー都市交流連協総会(2023.05.10)

花の魅力を生かしたまちづくりを進める全国9市町村で構成する「フラワー都市交流連絡協議会」の2023年度総会が4月26~27日、「ツツジ」をシンボル花とする福岡県久留米市で開催された。鹿児島県で唯一加盟している和泊町は、前登志朗町長をはじめ役場担当課、おきのえらぶ島観光大使、観光協会と商工会各代表者、愛知、神戸の沖洲会役員、一般島民など28人で交流団を結成して参加。町のシンボル「ユリ」をPRした。

イトバショウ手入れ 地元の特産品守る 知名町、管理作業に汗(2023.05.09)

知名町下城の沖永良部芭蕉布工房のスタッフら約30人が先月22日、工房近くの畑で栽培しているイトバショウの管理作業を行い、雑草の除去や肥料散布に汗を流した。

5月9日・10日「奄美黒糖焼酎の日」 今年に入り出荷量伸び(2023.05.09)

5月9日とあす10日は「奄美黒糖焼酎の日」。新型コロナウイルス感染拡大に翻弄=ほんろう=された業界も飲食店利用客の回復に伴い業務用の需要から、今年に入り出荷量の伸びが続いている。見送られてきた関連イベントも開催、群島内のみで製造されている奄美黒糖焼酎のPR活動を展開する。 奄美黒糖焼酎の日は、5(コ)9(ク)10(トウ)の語呂合わせ。

地場産活用でユニーク競技 日本じゃがいも王選手権初開催 沖永良部島・島リノベ(2023.05.08)

第1回日本じゃがいも王選手権(島リノベ主催)は7日、和泊町研修センターの運動広場であった。子どもから高齢者まで多くの島民らが来場。沖永良部島産ジャガイモ(バレイショ)「春のささやき」を活用した早食いや、蒸したジャガイモの品種を当てる「利きイモ」など、ユニークな競技種目を楽しんだ。

コロナ「5類」移行で解散 奄美群島対策本部 PCR検査場も終了(2023.05.08)

新型コロナウイルス感染症の位置付けが8日から季節性インフルエンザと同様の「5類」へ移行されるのを受け、奄美大島の対策本部会議(会長・安田壮平奄美市長)は「解散に際して」の共同メッセージを発出するなど、奄美群島12市町村が設置していた対策本部の多くが7日で解散。同じく島ごとに運用していた「コロナ警戒レベル」も終了した。県内のPCR検査所も同日までにすべて終了。奄美大島で唯一となっていた奄美市笠利町の奄美空港にある無料検査所も同日で閉鎖された。2020年4月に奄美群島で初の感染者が確認されてから約3年。感染法上の位置付け変更により、新型コロナへの対応は節目を迎えることになった。

えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会 島内外から63チーム、4年ぶり開催(2023.05.07)

第7回えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会(和泊町商工会主催)が4月23日、和泊町笠石海浜公園であった。島内の36チームと島外から27チームの合計63チーム315人が参加。熱戦の結果、団体戦は笠利&龍郷チームが優勝した。

「咲八姫」、来館者魅了 沖永良部島産テッポウユリ期間展示(2023.05.05)

沖永良部島からやって来た、エラブユリ(テッポウユリ)「咲八姫=さくやひめ=」がこのほど東京都千代田区で期間展示された。サンゴ礁から生まれた赤土が育んだ「南国の奇跡」が優雅な姿を見せていた。来館者は、その品格と可憐さに魅了されていた。

奄美群島4本部、7日解散 「警戒レベル」一斉終了 新型コロナ(2023.05.03)

新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更される。奄美群島12市町村が島ごとに運用してきた「コロナ警戒レベル」は7日で終了。島ぐるみで設置した対策本部も7日付で解散する。2020年春から続いてきた新型コロナ対応は、節目を迎える。一方、医療機関や高齢者の入所施設は従来の感染症対策を継続する。不特定多数の客と接する職場は、官民を問わず大部分でマスク着用や飛沫(ひまつ)防止のパーテーション設置を続ける。

沖永良部島で青空市「みへでぃろ市」 漁師の直売所や書き初め体験に300人(2023.05.02)

沖永良部島の漁師らを中心とした異業種交流会「みへでぃろ市」が4月23日、金沢電機の向かいにある空き地(和泊町和泊)で行われた。マグロやソデイカなど地場産水産物の直売所のほか、演芸やワークショップ、フリーマーケットなどを開催。当日は快晴の下、約300人が集まった。

三七会が慰霊の集い 名もなき戦没者を供養 笠利町津代古戦場跡(2023.05.01)

1609年、琉球侵攻で南下した薩摩藩が上陸し戦闘したとされる奄美市笠利町の津代古戦場跡で30日、戦没者を追悼する慰霊の集い「水花香」が同地であった。参加者らは、名もなき先人たちに手を合わせ、奄美の転換点となった歴史の一端に思いを馳せた。