2023年5月1日月曜日

新着情報 2023年5月

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スモモ島外出荷できず 台風で定期船上り便欠航 JA受け入れは継続 低温貯蔵施設で保管(2023.05.30)

大型で非常に強い台風2号は徐々に北寄りの進路を取り、沖縄や奄美地方に接近している。この影響で海の便では鹿児島―奄美―沖縄を結ぶ定期航路のうち沖縄発の上り便が29日から欠航。収穫期を迎えている特産果樹スモモ(「奄美プラム」)が島外に出荷できない事態となっている。JAあまみ大島事業本部は名瀬港などにある低温貯蔵施設を活用し保管、上り便再開まで備えるが、欠航が長期化すると値段が下がる可能性がある。

えらぶ島づくり事業協同組合総会 人手不足解消へ 有料職業紹介事業にも力(2023.05.27)

えらぶ島づくり事業協同組合(組合員10人)の2023年度総会が25日、和泊町役場2階会議室であった。組合員や関係機関から12人が参加。今年度は職員11人で労働者派遣事業を展開していくほか、人材不足の解消に向けて昨年10月から取り組んでいる有料職業紹介事業にも力を入れる。

余多うちばる保存会を発足 集落住民が伝統芸能継承へ 知名町(2023.05.26)

知名町余多集落(和泉清孝区長、97世帯)は21日、同集落公民館で総会を開き、集落に伝わる伝統芸能「余多うちばる」保存会の発足を承認した。会員は集落住民で構成する。会長に就任した余多老人クラブ天竜会長の元栄淳一さん(73)は「今後は子どもたちにも教えて誰もが踊れるような形にし、踊りを継承していきたい」と力を込めた。

選ばれるポイントは写真 「さとふる」と奄美市説明会 ふるさと納税返礼品事業者向け(2023.05.26)

ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」と奄美市は25日、市民交流センターで「寄付増加につながる取り組み」と題し、返礼品出品事業者向けの説明会を共催した。同社は「ふるさと納税はショッピングサイトと化している。選ばれる最大のポイントは写真」だとして、選ばれる写真の撮り方などを解説した。オンライン参加を含め14社が参加した。

びっくり「双子」ソテツの実 和泊町(2023.05.24)

和泊町国頭の佐々木鐵雄さん(75)は17日、同集落の海岸で一つの種子から二つの芽が出ているソテツを見つけた=写真左。集落内のため池周辺に植えられたソテツを20年以上管理している「ベテラン」の佐々木さんも「初めて見た」と驚きを隠せない。

清楚に白く、梅雨の花 トカラアジサイ 沖永良部島(2023.05.21)

沖永良部島・和泊町の越山でトカラアジサイが白い清楚な花を咲かせ、梅雨の季節を知らせてくれている

最高金賞に2蔵元4銘柄 奄美黒糖焼酎15点入賞 蒸留酒品評会TWSC(2023.05.20)

国内外で流通する蒸留酒を対象とした品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2023」(実行委員会主催)の審査結果がこのほど発表され、焼酎部門で奄美黒糖焼酎15銘柄が入賞し、うち蔵元2社計4銘柄が最高金賞に選ばれた。最高金賞と金賞の上位をさらに審査し選出する最高位の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」は、後日発表される。

奄美地方梅雨入り 沖縄と共に全国で一番早く 平年6日、昨年より13日も遅く(2023.05.19)

鹿児島地方気象台は18日、奄美地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表した。沖縄地方と共に全国で一番早い梅雨入りだが、平年より6日遅く、昨年(確定値は5月5日)と比べると13日も遅い梅雨入りとなった。この日は風も強く強風注意報のほか、波浪注意報も発表された。

沖永良部産 完全人工ウナギ試食 新日本科学が研究 新たな可能性広がる(2023.05.19)

和泊町にシラスウナギの人工生産研究施設を持つ新日本科学(本社、鹿児島市)は18日、和泊町の飲食店で、研究施設で育てたウナギの試食会を開いた。沖永良部島産の完全人工ウナギを使ったうな重やう巻き、肝吸いなどが振る舞われ、参加者らは「臭みがなくておいしい」「島でウナギが作れるなんて信じられない」と喜んだ。

情報発信、交流人口増に期待 知名町 テレワークオフィス開所式(2023.05.18)

知名町が同町知名に整備したテレワークオフィスの開所式が15日、同施設前であった。同施設を含めて関連3施設の開所を祝うもので、町、議会、関係企業の代表者ら約30人が出席。テープカットで開所を祝い、3施設を活用した島の情報発信や関係人口増に期待を込めた。


再エネ整備へ派遣協定締結 専門家受け入れ実証推進 知名町(2023.05.17)

脱炭素の取り組みを進める知名町は15日、再生可能エネルギー(再エネ)を普及させる技術を開発しているDGキャピタルグループ(本社東京、新海優代表取締役社長)と地域活性化起業人の派遣協定を締結した。町は同グループの特許技術であるDGR(デジタルグリッドルーター)を活用した再エネ設備導入を計画。協定締結により、この技術への専門的知識を持つ同グループの藤原宗徳さん(60)を起業人として受け入れ、DGRの整備に向けた課題の整理や実証を進める。


知名町住吉字「母の日の集い」 青壮年団が感謝込め カーネーション贈る(2023.05.16)

知名町住吉字青壮年団による「母の日の集い」が14日、同字公民館であった。地域住民ら約40人が参加。料理を振る舞った男性らは、感謝の気持ちを込めて妻や母親にカーネーションを手渡した。

おきのえらぶ島観光協会 地域おこし協力隊お試しツアーで応募候補者と交流(2023.05.16)

おきのえらぶ島観光協会が5月12日から2泊3日の行程で、地域起こし協力隊の応募を考えている候補者向けに「お試しツアー」を行った。

会長に初の奄美関係者 歴史と格式持つ「三州倶楽部」 コロナ禍乗り越え奮闘(2023.05.15)

島津家の当主を総裁に仰ぎ、歴史と格式を持つ公益社団法人「三州倶楽部」の会長に初めて奄美群島に縁のある人物が就任して、奮闘している。NPO法人徳之島「夢」振興会議の理事長・横田捷宏(かつひろ)さん(81)だ。

奄美は計36カ所 群島各地に指定候補区域 安保土地規制(2023.05.14)

国境離島や米軍、自衛隊施設周辺などの土地取引を規制する「重要土地等調査法」に基づく政府の区域指定の候補地に、奄美群島の島々と、群島内の自衛隊施設が入った。奄美群島内の指定候補区域は計36カ所。政府は各自治体の意見聴取を経て、8月にも指定を決める方針。

町の名物つくろう! 新商品開発に補助金創設 奄振活用、提案募集 知名町(2023.05.13)

知名町は2023年度、「フローラルちな新商品開発事業補助金」を創設した。町内事業者に特産品を活用した新商品開発を促し、地域活性化や来島者の満足度向上、ふるさと納税寄付額の増額などを狙う。6月9日まで町内事業者から新商品の提案を募集している。

知名町で群島議員大会 キビ交付金制度の充実要望 奄振法の延長など14項目決議(2023.05.12)

奄美群島日本復帰70周年記念第64回奄美群島市町村議会議員大会(同市町村議会議長会主催)が11日、知名町あしびの郷・ちなであった。各地域と議長会から提出された議題7件を採択し、奄美群島振興開発特別措置法の延長・拡充や世界自然遺産登録地域を含む奄美群島国立公園の持続可能な利用の推進など14項目を決議した。

5年かけ大学卒業 社会福祉士に合格 和泊町の前幸貴さん(72)(2023.05.11)

和泊町の前(すすめ)幸貴さんがこのほど、通信制の星槎大学を卒業した。入学から5年かけて国家資格「社会福祉士」の受験に必要な単位も取得し、昨年度の試験で合格を勝ち取った。

シンボル花「ユリ」をPR 和泊町交流団28人参加 フラワー都市交流連協総会(2023.05.10)

花の魅力を生かしたまちづくりを進める全国9市町村で構成する「フラワー都市交流連絡協議会」の2023年度総会が4月26~27日、「ツツジ」をシンボル花とする福岡県久留米市で開催された。鹿児島県で唯一加盟している和泊町は、前登志朗町長をはじめ役場担当課、おきのえらぶ島観光大使、観光協会と商工会各代表者、愛知、神戸の沖洲会役員、一般島民など28人で交流団を結成して参加。町のシンボル「ユリ」をPRした。

イトバショウ手入れ 地元の特産品守る 知名町、管理作業に汗(2023.05.09)

知名町下城の沖永良部芭蕉布工房のスタッフら約30人が先月22日、工房近くの畑で栽培しているイトバショウの管理作業を行い、雑草の除去や肥料散布に汗を流した。

5月9日・10日「奄美黒糖焼酎の日」 今年に入り出荷量伸び(2023.05.09)

5月9日とあす10日は「奄美黒糖焼酎の日」。新型コロナウイルス感染拡大に翻弄=ほんろう=された業界も飲食店利用客の回復に伴い業務用の需要から、今年に入り出荷量の伸びが続いている。見送られてきた関連イベントも開催、群島内のみで製造されている奄美黒糖焼酎のPR活動を展開する。 奄美黒糖焼酎の日は、5(コ)9(ク)10(トウ)の語呂合わせ。

地場産活用でユニーク競技 日本じゃがいも王選手権初開催 沖永良部島・島リノベ(2023.05.08)

第1回日本じゃがいも王選手権(島リノベ主催)は7日、和泊町研修センターの運動広場であった。子どもから高齢者まで多くの島民らが来場。沖永良部島産ジャガイモ(バレイショ)「春のささやき」を活用した早食いや、蒸したジャガイモの品種を当てる「利きイモ」など、ユニークな競技種目を楽しんだ。

コロナ「5類」移行で解散 奄美群島対策本部 PCR検査場も終了(2023.05.08)

新型コロナウイルス感染症の位置付けが8日から季節性インフルエンザと同様の「5類」へ移行されるのを受け、奄美大島の対策本部会議(会長・安田壮平奄美市長)は「解散に際して」の共同メッセージを発出するなど、奄美群島12市町村が設置していた対策本部の多くが7日で解散。同じく島ごとに運用していた「コロナ警戒レベル」も終了した。県内のPCR検査所も同日までにすべて終了。奄美大島で唯一となっていた奄美市笠利町の奄美空港にある無料検査所も同日で閉鎖された。2020年4月に奄美群島で初の感染者が確認されてから約3年。感染法上の位置付け変更により、新型コロナへの対応は節目を迎えることになった。

えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会 島内外から63チーム、4年ぶり開催(2023.05.07)

第7回えらぶゆりの島グラウンドゴルフ大会(和泊町商工会主催)が4月23日、和泊町笠石海浜公園であった。島内の36チームと島外から27チームの合計63チーム315人が参加。熱戦の結果、団体戦は笠利&龍郷チームが優勝した。

「咲八姫」、来館者魅了 沖永良部島産テッポウユリ期間展示(2023.05.05)

沖永良部島からやって来た、エラブユリ(テッポウユリ)「咲八姫=さくやひめ=」がこのほど東京都千代田区で期間展示された。サンゴ礁から生まれた赤土が育んだ「南国の奇跡」が優雅な姿を見せていた。来館者は、その品格と可憐さに魅了されていた。

奄美群島4本部、7日解散 「警戒レベル」一斉終了 新型コロナ(2023.05.03)

新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更される。奄美群島12市町村が島ごとに運用してきた「コロナ警戒レベル」は7日で終了。島ぐるみで設置した対策本部も7日付で解散する。2020年春から続いてきた新型コロナ対応は、節目を迎える。一方、医療機関や高齢者の入所施設は従来の感染症対策を継続する。不特定多数の客と接する職場は、官民を問わず大部分でマスク着用や飛沫(ひまつ)防止のパーテーション設置を続ける。

沖永良部島で青空市「みへでぃろ市」 漁師の直売所や書き初め体験に300人(2023.05.02)

沖永良部島の漁師らを中心とした異業種交流会「みへでぃろ市」が4月23日、金沢電機の向かいにある空き地(和泊町和泊)で行われた。マグロやソデイカなど地場産水産物の直売所のほか、演芸やワークショップ、フリーマーケットなどを開催。当日は快晴の下、約300人が集まった。

三七会が慰霊の集い 名もなき戦没者を供養 笠利町津代古戦場跡(2023.05.01)

1609年、琉球侵攻で南下した薩摩藩が上陸し戦闘したとされる奄美市笠利町の津代古戦場跡で30日、戦没者を追悼する慰霊の集い「水花香」が同地であった。参加者らは、名もなき先人たちに手を合わせ、奄美の転換点となった歴史の一端に思いを馳せた。