6月
海水浴場水質調査 群島8カ所、最良「AA」 4海水浴場は11年連続(2021.06.30)
県は25日、県内の主要海水浴場で行った水質調査の結果をまとめた。奄美群島の8カ所を含め25カ所が特に良好な「AA」で、2カ所は良好な「A」と評価された。奄美市の大浜海浜公園など奄美の4カ所は、県のホームページへの掲載が残る2011年度以降、11年連続で「AA」だった。新首長インタビュー 初当選の前(すすめ)和泊町長(2021.06.29)
和泊町長選挙で、新人4人による争いを制した前登志朗氏(62)。「未来の町政へチェンジ!!」をスローガンに、観光協会長や会社経営者として培った経験を踏まえ、町政改革や財政立て直しを訴え、次点を45票差の僅差で破り初当選を果たした。「古い体質を変え、民間目線に変えることで島は変わる」と語る前氏に、新たな町政の舵取り役としての決意を聞いた。和泊町長選 前氏が初当選 投票率85・38% 「町政刷新」を選択(2021.06.28)
任期満了に伴う和泊町長選は27日、投開票され、新人で前おきのえらぶ島観光協会長の前登志朗氏(62)が1972票を獲得、8年ぶりとなった選挙戦を制し初当選を果たした。過去最多の新人4人が立候補した選挙戦は、町政の刷新を訴えた前氏と、現町政の継承を訴えた前町総務課長の種子島公彦氏(59)による実質的な一騎打ちとなったが、有権者は、同島の観光振興などで手腕を発揮した前氏の実績に期待、民間の発想を生かした町政運営を選択した。農業用ドローンの普及拡大で説明会 知名町(2021.06.27)
知名町は25日、農家らを対象とした農業用ドローン(無人航空機)に関する説明会を町役場会議室で開いた。近年、ロボット技術やICT(情報通信技術)を活用した超省力・高品質生産を実現する「スマート農業」が注目を集める中、町内でも農業用ドローンの普及拡大を図ろうと実施した8年ぶりの選挙戦 過去最多4人届け出 和泊町長選告示(2021.06.23)
任期満了に伴う和泊町長選挙が22日告示され、8年ぶりの選挙戦に突入した。立候補したのはいずれも無所属の新人で、元和泊町総務課長の種子島公彦氏(59)=和泊、元食品加工販売会社社長の末川国弘氏(73)=国頭、元おきのえらぶ島観光協会長の前登志朗氏(62)=和泊、農業用肥料販売会社社長の中村むつ子氏(57)=国頭=(届け出順)の4人。町選挙管理委員会に記録が残る1966年以降では、最多の候補者による混戦となった。アカウミガメが減少 奥山さん、調査成果を報告(2021.06.21)
沖永良部島などでアカウミガメの生態を調査している国立研究開発法人水産研究・教育機構水産技術研究所主任研究員の奥山隼一さん(42)が17日、同島で南海日日新聞社の取材に応じ、これまでの成果を報告した。近年、同島を含め全国的にアカウミガメの上陸確認数が減少傾向にあり、奥山さんは調査によるウミガメの回遊記録から「東シナ海で何らかの問題があったと推察できる」と話した。群島20年産キビ生産実績 7・9%増の39万7千㌧(2021.06.20)
県大島支庁農政普及課は、奄美群島の2020年産サトウキビの生産実績を公表した。収穫面積は前年産(7043㌶)に比べ5・4%増の7423㌶だった。生産量は、台風の影響により、喜界島と奄美大島で減少したものの、群島全体では前年産(36万8千㌧)を7・9%上回る39万7千㌧となった。また、10㌃当りの単収は、前年(5221㌔㌘)を2・4%上回る5346㌔㌘だった。絶滅危惧種の「トウギョ」10匹、上城小へ贈る 知名町ファングル塾(2021.06.19)
知名町の地域おこし団体「ファングル塾」が18日、同町上城小学校に絶滅危惧種の淡水魚「トウギョ」(和名・タイワンキンギョ)を贈った。塾では、町内の全小中学校にトウギョを届ける予定。和泊町シルバー人材センター 高齢者の活躍推進 放課後児童ク補助員育成へ(2021.06.18)
シルバー人材センターの会員を対象にした「放課後児童クラブ補助員講習会」が16、17日の2日間、和泊町防災拠点施設やすらぎ館であった。和泊、知名両町から14人が受講し、放課後児童クラブの現状や指導員の仕事内容などを学んだ。宮殿西をリーフチェック 与論島茶花沖(2021.06.17)
サンゴ礁の健康診断「ヨロン島リーフチェック」(NPO法人海の再生ネットワークよろん主催)が9日、与論島茶花沖であった。前年と同じ地点(通称・宮殿西)で調査した結果、造礁サンゴの被度(生きたサンゴが海底を覆う割合)は浅場(水深約5メートル)で50・6%(前年比11・8ポイント増)、深場(水深約10メートル)で26・3%(約11・9ポイント増)といずれも増加。調査ライン上に白化したサンゴは観察されなかった。西郷像見守るテッポウユリ手入れ 東京の沖永良部島出身者(2021.06.16)
台東区の上野公園を象徴する、西郷隆盛像を見守るように純白のテッポウユリが花開いた。このほど沖永良部島出身者らが、その手入れに集った。間もなく見頃は終わるが、12月に同地で行われる「西郷隆盛生誕祭」に向け意欲を燃やしていた。「シーフードプロデューサー」に就任 「島の水産業盛り上げる」(2021.06.15)
和泊町地域おこし協力隊の任命式が14日、同町役場町長室であった。採用された静岡県出身の桑畑久美子さん(42)は、「シーフードプロデューサー」として水産加工品の開発や販路開拓に取り組む。任期は1年更新で最長3年間。奄美に貢献する「南海人」たち 城南海さんオフィシャルファンクラブ(2021.06.14)
間もなく奄美大島、徳之島が待望の世界自然遺産に登録される。地名が世界に発信されることで、訪れる人たちの増加が見込まれよう。数年前からある人物を通じて島のファンとなり、奄美へ上陸する団体がいる。彼らの正体に迫ってみたい。芭蕉布の原料「糸芭蕉」手入れ 地元の特産品守る 知名町(2021.06.13)
知名町の特産品「芭蕉布」の原料となる糸芭蕉の手入れ作業が12日、同町内の畑で行われた。沖永良部芭蕉布会館のスタッフや役場職員ら30人ほどが参加し、雑草の除去や肥料散布に汗を流した。知名町独自に支援金 新型コロナ 売上減の飲食店対象に説明会(2021.06.12)
新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した知名町内の飲食店等に対する、町独自の事業継続支援金の説明会が11日、同町フローラル館であった。支援金は、売り上げの減少額に応じて支給され、1事業所あたり上限20万円。15日に開会される町議会で予算案が可決され次第、早ければ6月下旬から支給される。与論から沖縄へ初急患搬送 メッシュ・サポート(2021.06.11)
離島、へき地の医療格差改善のため、医療用航空機を活用した医療支援活動に取り組む沖縄県のNPO法人メッシュ・サポート(塚本裕樹理事長)は9日、初めて与論島から沖縄本島への急患搬送を行った。与論島では島外への急患搬送について、患者やその家族の意思を尊重し、奄美大島だけでなく、与論に近い沖縄県の医療機関へも搬送できる体制構築を求める声が上がっており、関係者は「貴重な取り組み」と喜んでいる。県大島支庁ホームページ 島の魚と料理 魚食普及や消費拡大を支援(2021.06.10)
県大島支庁林務水産課はこのほど、奄美群島の魚の名前や特長、レシピなどをまとめた冊子『島の魚と料理』を発行した。コロナ禍で魚の販売不調に苦しむ水産業者を支援・応援しようと作成。飲食店などに配布し、島内外への島魚による魚食普及や消費拡大に一役買う。味を知ってほしい 地場産サトイモを給食に提供 和泊町園芸振興会(2021.06.09)
和泊町園芸振興会(北原茂敏会長)は8日、地場産サトイモを給食の食材として使ってほしいと、町内で収穫されたサトイモ20キロを町の学校給食センターに届けた。9日、町内小、中学校の給食で、みそ汁の具として活用される予定。国頭小で伝統芸能講話 「ヤッコ」「仲里節」に理解深める 和泊町(2021.06.08)
和泊町の国頭小学校(中村健三郎校長)で7日、国頭集落の伝統芸能「ヤッコ」「仲里節」を学ぶ講話があった。4年生9人が参加。18日から始まる踊りの練習の前に、その歴史や唄の意味などについて理解を深め、練習への意欲を新たにしていた。フローラルホテルでフォトウェディング 知名町の宗村さん夫婦 幸せを写真に(2021.06.07)
新型コロナウイルスの影響で結婚式ができなかった知名町の宗村光輝さん(31)と晴香さん(31)夫婦が6日、同町フラーラルホテルのアニバーサリープランを活用してフォトウェディングを挙げた。親族からのサプライズ演出に驚きながら、幸せいっぱいの表情をカメラに収めてもらった。今年度もしまむに講座開講 知名町中央公民館(2021.06.06)
しまむに(沖永良部島の方言)を学ぶ知名町の公民館講座「しまむにサロン」が5日、町中央公民館で開講した。和泊、知名両町から40~70代の18人が受講。年間を通して、危機言語といわれているしまむにの文法の仕組みや会話文を学ぶ。「えらぶ島づくり事業協同組合」 県内初の取り組みスタート 人手不足解消へ(2021.06.05)
働き手不足の解消に向け、和泊、知名両町の8事業者でつくる「えらぶ島づくり事業協同組合」が県内で初めて認定された。4日、和泊町サンサンテレビ2階の同組合事務所で認定証授与式があった。複数市町村を対象にした組合は全国でも初めての取り組み。平安正吾組合長は「島への定住促進につなげ、ほかの地域の手本となるよう努めたい」と語った。生育順調、豊作を期待 収穫・出荷に向け準備進む 沖永良部島産マンゴー(2021.06.04)
沖永良部島産マンゴーの生育が順調だ。栽培ハウスでは、間もなく始まる収穫・出荷に向け、強い日差しから果実を守る傘掛けや、落下・傷を防ぐ袋掛け作業に追われる生産者の姿が見られる。出荷は例年7~8月に最盛期を迎える。警戒レベル「2」に引き下げ コロナ現地対策協 沖永良部(2021.06.03)
和泊、知名両町の行政、各種関係機関で構成する感染症危機管理沖永良部現地対策協議会(会長・今井力夫知名町長)は2日、第10回会合を開いた。同日までに島内で新型コロナウイルス感染症の発症が2週間以上確認されていないことから、独自に定めた新型コロナウイルス警戒レベルを、3日に「3」から「2」に引き下げるとした。町制施行80年の歩み伝える企画展 和泊町歴史民俗資料館(2021.06.02)
和泊町歴史民俗資料館で1日、ミニ企画展「町制施行八十年の歩み」が始まった。80年間の産業、人、暮らしの移り変わりなどをまとめたパネル20点を展示している=写真。年末まで。新会長に山下氏就任 ヨロン島観光協会総会(2021.06.01)
ヨロン島観光協会(永井新孝会長、会員125人)の2021年度通常総会が28日、与論町地域福祉センターであり、今年度の事業計画など6議案を承認した。任期満了に伴う役員改選で山下哲博氏が新会長に就任した。