2023年1月3日火曜日

新着情報 2023年01月

 >01月

沖永良部島・大城小で「黒糖作り」体験 30年以上続く郷土学習(2023.01.31)

沖永良部島和泊町の大城(おおじろ)小学校で1月26日、30年以上続く郷土学習「黒糖作り」が全校児童43人と地域の人々合わせて80人で行われた。

シマムニ衰退した背景は 研究者2人が調査報告会 和泊町国頭(2023.01.30)

シマムニ(沖永良部島方言)を研究する日本学術振興会特別研究員で東京外国語大学の横山晶子さんと神田外語大学タイ語語学専任講師の冨岡裕さんは27日夜、和泊町の国頭研修館で「しまむに社会調査報告会」を開いた。シマムニは国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2009年に消滅の危機にある言語と認定し、島内で記録、継承に向けた取り組みが広がる中、2人はシマムニが衰退した背景や社会変化についての調査・研究成果を報告。方言を聞く、話す機会の増加を継承の鍵に挙げた。

知名町で言語・方言サミット開幕 聞ける環境は学ぶチャンス 基調講演や島唄の披露も(2023.01.29)

2022年度危機的な状況にある言語・方言サミット奄美大会in沖永良部(文化庁、鹿児島県、知名町など主催)が28日、知名町あしびの郷・ちなで開幕した。参加者は、方言の聞き比べや島唄の披露などを通して、言語の多様性の大切さを確認。沖永良部の島ムニ(方言)で基調講演した言語学博士でオランダ出身のハイス・ファン=デル=ルベさんは「地元の言葉を聞けるのは、またとないチャンス。多くのことを学べる」と述べた。

サタグルマで黒糖作り 昔ながらの作業を体験 和泊町の大城小(2023.01.28)

和泊町の大城小学校(野口浩二校長、児童43人)で26日、伝統の黒糖作り体験があった。児童や保護者、地域住民ら約80人が参加。昔ながらのサタ(砂糖)グルマを使ったサトウキビ搾りや大釜での煮詰めなど、黒糖ができるまでの作業工程を体験し、先人の苦労や自分たちの手で作る喜びを味わった。

奄美地方にも強い寒気 最大瞬間風速 沖永良部で26・7㍍ 空の便も欠航、停電発生(2023.01.25)

奄美地方は24日、冬型の気圧配置の影響で悪天候となり海の便に加えて空の便も乱れた。気象庁によると25日にかけて、この冬一番の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となる見込み。沿岸の海域では明け方にかけて高波に警戒を呼び掛けている。

奄美など県内で30人採用 テレワークで働く正社員 デジタル業務未経験も可 東京のコンサル会社(2023.01.24)

総合コンサルティングサービスを手掛けるPwCコンサルティング合同会社(東京都、大竹伸明代表執行役CEO)は23日、テレワークで働く正社員30人を、奄美を含む県内で現地採用すると発表した。同社は自治体とも協力し、女性活躍推進や雇用創出といった地域の課題解決に取り組むとしている。

武道から平和を学ぶ 城ケ丘中で出前授業「なぎなた」指導 沖高教諭(2023.01.22)

沖永良部高校教諭による「なぎなた」の体験授業が19日、和泊町立城ケ丘中学校(大野暁校長)であった。全校生徒37人が参加し、なぎなたの基本動作や武道の心得を学んだ。沖高では、教育振興事業の一環として島内の中学校で出前授業を行っている。今回、保健体育科教諭でなぎなたの競技歴40年の村松陽子さん(49)が講師を務めた。

「おむすびの日」にちなみ総菜おむすびを100円で 和泊町のこども食堂が企画(2023.01.21)

沖永良部島・和泊町手々知名のNPO法人「SMAPPY(スマッピー)」が運営する「おむすび屋スマッピー」で1月17日、おむすびの日にちなんで「おむすび全品100円」企画が行われた。カンパチマヨや大根の葉とシラスの混ぜご飯など4種類のおむすびを、通常250円のところ100円で提供。当日は20組が来店し、100個前後を売り上げた。

きょう「大寒」 アサギマダラ集団越冬 奄美大島(2023.01.20)

20日は二十四節気の一つ「大寒」。1年で最も寒い時期とされる。奄美大島北部の林の中では、リュウキュウアサギマダラが身を寄せ合うように集まり、寒さに耐えながら春を待っている。

自家堆肥でキビ4メートル超 人、環境に優しい農業を 知名町の児玉さん(2023.01.19)

知名町屋者の農家、児玉富杢さんは今期(2022~23年期)のサトウキビを、化学肥料や薬剤をできるだけ使わず、米ぬか、魚粉などを利用した環境に優しい手づくり堆肥で育てた。夏植えで、今月7日に収穫したキビの草丈は4メートル余り(例年2~3メートル)に成長。児玉さんは「地力を高め、作物の能力を最大限に生かし、安全安心でおいしい農産物を生産したい。良かった事は情報共有し、脱炭素化を進める町全体の役にも立てれば」と話している。

東京奄美会・新年賀詞交歓会 3年ぶりの開催に島口飛び交う(2023.01.18)

東京奄美会(井上脩士会長、泰良宗男幹事長)は、「2023年賀詞交歓会」を15日、東京都台東区の上野精養軒でコロナ禍により、3年ぶりに開催した。会場は鹿児島、奄美からの来賓をはじめ、関東在住者合わせ280人の盛況ぶり。出席者たちは「奄美群島日本復帰70周年」の年頭を、島口を交わしながら堪能していた。

全国各地から沖永良部島へ持続可能な地域づくり視察モニターツアー(2023.01.18)

沖永良部島が取り組む持続可能な地域づくりを体験し学ぶモニターツアーが1月12日から2泊3日の行程で催行された。一般社団法人「おきのえぶ島観光協会」と南西旅行開発(東京都新宿区)が連携して企画した。

沖永良部で墓正月 先祖と新年祝う(2023.01.17)

先祖とともに新年を祝う伝統行事「墓正月」が16日、島内の各集落であった。田皆集落の共同墓地では、小雨が降るなか午前中から多くの住民が集まり、墓前で一重一瓶を囲む姿が見られた。

交流が高齢者の幸せ 「観光×福祉」で島の魅力発信 知名町の「ホームかがやき」(2023.01.16)

知名町の小規模多機能型居宅介護事業所「ホームかがやき」(末川大喜代表・管理者)は「観光と福祉の連携」を掲げ、施設内に旅行客を受け入れて利用者との交流を図るなど、ユニークな取り組みで注目を集めている。

季節外れの「夏日」に汗 奄美市名瀬で26・4度 奄美群島(2023.01.15)

気圧配置の影響で南から暖かい空気が流れ込んだ14日、奄美は季節外れの暑さとなった。奄美市名瀬をはじめ4地点で最高気温25度以上の「夏日」を観測。喜界、天城、伊仙、与論の4地点で1月の観測史上最高を更新するなど各地で汗ばむ陽気となり、屋外では半袖姿の人々の姿も見られた。

和泊町で特定地域づくり事業協同組合シンポ 幅広い年代の人材確保へ(2023.01.14)

「特定地域づくり事業協同組合シンポジウムinおきのえらぶ」(県中小企業団体中央会主催)が12日、和泊町役場結いホールであった。講演やパネルディスカッションを通して、組合による地域活性化や労働者派遣と職業紹介の組み合わせによる人材確保について考えた。

現役生志願者数は295人 14、15日 群島内6校生徒、大島高で 共通テスト(2023.01.13)

新型コロナウイルス感染症第8波の中、「2023年度大学入学共通テスト」が14、15日の2日間、全国679会場(前年度677)で行われる。県内は14会場で実施し、大島地区唯一の会場となる大島高校(奄美市名瀬)は、奄美群島内6校の生徒が利用。与論高校は移動時間の短い沖縄県の名桜大学での受験になる。

阪神・近本光司選手が沖永良部来島 3年連続で自主トレ(2023.01.11)

プロ野球、阪神タイガースの近本光司選手(28)が10日、自主トレで沖永良部島に入った。 島での自主トレは3年連続。3月開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に向けて「選ばれても、そうでなくても後悔がないよう自分ができることをやるだけ」と語った。

テレビで反響「奄美訪問のきっかけに」 注文殺到の伝統染Tシャツ 龍郷町のビッグツー(2023.01.10)

龍郷町の大型商業施設「ビッグツー奄美店」が開店22周年記念で昨年発売した「ビッグツーTシャツ」に注文が殺到し、店側が再入荷を急いでいる。元日に全国放送されたフジテレビ系の正月恒例特番「さんタク」内で、同店を訪れたお笑い芸人の明石家さんまさんと、歌手で俳優の木村拓哉さんが着たことによる反響だ。伝統の染色技法で製作したTシャツであり、松浦能久店長は「奄美のPRにつながれば」と語った。

奄美に「大学」考えよう 琉球大学生企画 島の中高生らが白熱議論(2023.01.09)

「もし、奄美に大学を創ったら」をテーマにディベート・ディスカッションする学生プロジェクトが8日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。琉球大学生らがファシリテーター(進行役)を務め、奄美大島内の中高生9人が賛成と反対の立場に分かれて相手チームと議論。島の大学設置を巡ってそれぞれが自分の意見や思いを発信し、その必要性やあり方を考えた。

子の健やかな成長願う ナンカンセックで家回り 奄美群島(2023.01.08)

7日はナンカンセック(七日節句)。奄美各地では、晴れ着に身を包んだ数え年七つの子どもが神社詣でをしたり、親類宅などを回ってナンカンジョセ(雑炊)を頂いたりする光景が見られた。

シマムニ寸劇コンビ活躍 方言継承活動の一役担う 知名町の沖さん・沖野さん(2023.01.07)

知名町の沖良子さん(70)と沖野マスノさん(75)は、学校や老人会でシマムニ(沖永良部島方言)による寸劇を披露し、継承活動の一役を担っている。


自転車で日本一周の清水さん来島 「キビ刈りにおいで」 日本最北端の宗谷岬で交わした約束(2023.01.07)

自転車で日本一周の旅をしている清水雄平さん(28)=大阪府=が2日、沖永良部島に到着した。旅の途中で交わした「サトウキビ刈り」の約束を守るためだ。清水さんは昨年4月2日に大阪を出発。東日本を周って2カ月後に北海道の宗谷岬を訪れた。そこで偶然出会ったのが、軽自動車で旅をしていた知名町在住の福井源規さん(27)だった。

地域おこし協力隊に三上さん フローラルホテルで商品開発など担当 知名町任命(2023.01.05)

知名町は4日、地域おこし協力隊に大阪府出身で北海道札幌市から移住した三上大輔さん(61)を任命した。同町フローラルホテルの職員として、ふるさと納税返礼品の開発や情報発信に取り組む。協力隊は7人目。任期は最長3年間。

群島各地で20歳の集い (2023.01.04)

奄美群島9市町10会場で2、3日、20歳の門出を祝う式典があった。成人年齢が18歳に引き下げられたことで、これまで成人式として行われていた式典は、自治体ごとに名称を変更。新型コロナウイルス感染症対策が行われるなか、20歳を迎えた若者らは、大島紬や振り袖に身を包み、晴れやかな表情で旧友らとの再会を喜んだ。式典では、来賓者らの祝福を受け、節目の決意を胸に新たな一歩を踏み出した。群島内の二十歳を迎えた若者を祝う式典は、4日に瀬戸内町、大和村、宇検村でも開催される。