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全国復帰っ子オンライン交流会(2022.4.30)
米国の施政権下に置かれていた沖縄県の日本復帰50周年(5月15日)を前に29日、同じく日本復帰を経験した地域をインターネットでつなぐ「全国〝復帰っ子〟オンライン交流会」が開かれた。沖縄と奄美群島、トカラ列島、小笠原諸島(東京都)から復帰の歴史伝承に取り組む各島の島民や出身者、旧島民二世らが参加。それぞれの地域が歩んだ歴史や日本復帰後の経済、生活状況について情報交換し、互いに理解を深めた。エコツアー GW予約ほぼ満杯 世界遺産登録後初、移動規制なし(2022.4.29)
きょう29日から大型連休に入り、群島内では海・山を楽しむ観光客でにぎわいそうだ。昨年7月に奄美大島や徳之島が世界自然遺産に登録されて初めてのゴールデンウイーク。県内の新型コロナウイルスの感染が拡大する一方、行政は連休中の移動規制などを設けていない。島内のエコツアーの予約も活気づき、観光客の受け入れ態勢を整えている。
「ゼロカーボンアイランド」へ 環境省「脱炭素先行地域」第1弾 県内で知名、和泊両町のみ選出 =沖永良部島(2022.4.27)
環境省が26日に発表した「脱炭素地域先行地域」の第1弾に、ゼロカーボンシティ(脱炭素社会)実現に取り組む知名町と和泊町が選出された。第1弾の自治体に選ばれたのは県内では両町のみ。両町は「ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ」をテーマに、2026年度まで同省から50億円規模の支援を受け、再生可能エネルギーを活用した脱炭素化に取り組む。和泊町初の1億円超 21年度ふるさと納税(2022.4.27)
和泊町の2021年度のふるさと納税の寄付総額(速報値)は1億3378万8千円となり、初めて1億円を超えた。千円単位の少額寄付も大事にしており、寄付件数は5万3201件と奄美の市町村では最多。少額寄付が多いと平均寄付額は減少し役務費など町側の負担も増えるが、町企画観光課は「ふるさと納税をきっかけに和泊町や沖永良部島を知ってもらい、返礼品を通じて島に興味を持ってもらうことで、関係人口の増加にもつなげたい」と、知名度向上や観光振興など副次的な効果に期待している。GWの予約堅調 感染高止まりも回復期待 奄美群島宿泊施設(2022.4.26)
奄美群島の宿泊施設では、大型連休となるゴールデンウイーク(4月29日~5月5日)中の予約が好調に推移している。新型コロナウイルス感染拡大前の水準には届かないものの、最大級の警戒が呼び掛けられた昨年と比べて、多くのホテルが予約率は上昇。感染者数は高止まりで予断を許さないものの、観光地には一定のにぎわいが戻りそうだ。葉タバコ収穫始まる 知名町、生産者半分以下に(2022.4.23)
2022年産の葉タバコの収穫作業が知名町で始まっている。22日、生産農家が管理機械に乗り、根元の葉を手際よく摘み取る姿が見られた。作業は6月下旬まで続く。新川康枝大島支庁長インタビュー 島、地域それぞれに個性 魅力生かし持続的発展を(2022.4.22)
2020年4月からは本庁で危機管理課長を務め、21年の総合政策部参事(兼地域政策課長)を経て大島支庁へ赴任。奄美群島での配属は初めてだが、担ってきた領域は離島振興や観光推進、交通政策や防災・危機管理、社会福祉施策など奄美群島にとっても重要な分野ばかり。島を訪れ共に携わってきた政策も多く、「奄美は島ごと、地域それぞれに個性や魅力がある」と語る新川康枝・新大島支庁長に、取り組みに向けた意気込みを聞いた。全校児童18人分のこいのぼり 知名町立上城小(2022.4.22)
知名町立上城小学校(松山淳校長)で、全校児童18人分のこいのぼりが元気に空を泳いでいる。子どもの日を前に、保護者らが毎年掲げている。こいのぼりは、地域住民が寄贈したものを大事に使っている。アサギマダラも旅立ちへ 春の個体、奄美大島生まれ GWあたりまで見頃(2022.4.21)
日本列島を長距離移動するチョウ・アサギマダラは春の渡りの時期を迎えている。吸蜜植物の群生地がある奄美市住用町では奄美大島で生まれた新鮮な個体が花に集まっており、気温の上昇に伴い本土へと旅立っていく。世界最大の花の祭典に出品 テッポウユリ4品種 沖永良部花き専門農協(2022.4.20)
沖永良部花き専門農協(三島生康組合長)はこのほど、オランダで10年に1度開催される世界最大の花の祭典「フロリアード」(国際園芸博覧会)にテッポウユリを出品した。花き専門農協からの出品は今回で3回目。老若男女で田植えに汗 和泊町後蘭(2022.4.19)
和泊町の後蘭地区住民らは16日、地域の田んぼで田植えを行った。有志でつくる後蘭瑞穂の会(前田重治会長)の主催。住民や内城小の児童ら30人余りが田んぼに入って共に汗を流し、先人の生活に思いをはせた。奄美3島のコースも紹介 サイクルツーリズム特集 県観光サイトに開設(2022.4.16)
県は15日までに、県観光サイト「かごしまの旅」内に、サイクルツーリズムの特集ページを開設した。奄美群島を含む県内の7ルートを紹介。新型コロナウイルス禍でアウトドアや健康志向が高まる中、県は自転車で各地域を巡る旅の魅力を広く発信することで、新たな層の観光客誘致につなげたい考えだ。大島、初戦は小林西(宮崎) 九州大会組み合わせ決定(2022.4.15)
第150回九州地区高校野球大会の組み合わせ抽選会が14日にあった。2季連続4回目の出場となる大島は大会第2日(予定は24日)に小林西(宮崎2位)との対戦が決まった。日本とウクライナの絆を深めたい ナディーヤさん、龍瀬小の義援金に感謝(2022.4.14)
ウクライナ人道支援義援金に対するお礼のためウクライナ人のツビリューク・ナディーヤさん(33)が13日、龍郷町立龍瀬小学校(堀内俊勝校長、児童81人)を訪れ、支援金への感謝を伝えた。サトウキビ栽培に携わる5・6年生27人が参加。連日、戦争の惨劇が報道されるウクライナ情勢。当事者のナディーヤさんの言葉一つひとつに耳を傾け、平和の尊さや自由、感謝の心を学んだ。農業支える担い手へ 奄美出身は10人 県立農業大学校入学式(2022.4.13)
日置市の県立農業大学校(村山浩一校長)で12日、第45回入学式があった。2022年度の入学生は奄美出身の10人を含む65人。保護者らが見守る中、将来、地域農業を支える担い手となるための知識や技術習得に向けて決意を新たにした。「えらぶっくカー」お披露目 移動図書館車 知名町が初導入(2022.4.11)
知名町立図書館の移動図書館車「えらぶっくカー」のお披露目会が10日、図書館駐車場であった。同町では初の導入で、最大500冊の本を積むことができる。19日から運行を始め、町内7小中学校を月2回ずつ巡る。「かごしま地域塾」に認証 伝統芸能や集落の歴史学ぶ 和泊町の出花字こども地域塾(2022.4.09)
青少年健全育成の取り組みを実践しているとして、和泊町の出花字子ども地域塾がこのほど、県の2021年度「かごしま地域塾」に認証された。先月25日、同町出花字公民館で認証書の伝達式が行われた。「奄美の魅力世界に発信」 南カリフォルニア奄美会 西元会長が奄美市表敬(2022.4.08)
米国の南カリフォルニア奄美会の西元和彦会長(71)が5日、奄美市を表敬、今年9月にカリフォルニア州トーランスで開催を計画している「世界自然登録記念並びに奄美物産品展示会」への連携協力を呼び掛けた。黒糖焼酎や大島紬などの展示販売のほか、シマ唄や大島紬のファッションショーなども企画しており、西元会長は「世界自然遺産となったふるさと奄美の素晴らしさを世界に発信する機会にしたい」と抱負を語った。群島内で小中学校入学式 3年ぶりの新入生 大和村大棚小(2022.4.07)
奄美群島各地の小、中学校で6日、2022年度の入学式があった。大島教育事務所によると、群島内の今年度入学者は小学校1007人、中学校953人(3月25日現在)。大和村の大棚小学校(山田哲也校長、児童8人)は3年ぶりに新入生4人を迎えた。知名町の温暖化専門職就任 乾さん、ゼロカーボンシティ推進へ(2022.4.05)
国の「地方創生人材支援制度」にもとづき、サステナブル経営推進機構(suMPO:サンポ)からグリーン専門人材として派遣された乾大樹さん(37)が、知名町の地球温暖化対策専門職に就任した。4日、今井力夫町長から辞令を受け取った乾さんは「町民が経済的な恩恵を受けられるような仕組みを作り、最終的に脱炭素を目指したい」と意気込みを語った。任期は最長2年間。健やかな成長願う 群島各地でサンガツサンチ(2022.4.04)
旧暦3月3日の「サンガツサンチ」に当たる3日、奄美群島各地で海開きや浜下れの行事があった。海水浴シーズンに向けて、官民の関係者らが海の安全を祈願したほか、初節句を迎えた子どもの成長を願う家族連れの姿が見られた。神田の居酒屋がライブ配信と飲食業を本格再開 久永さとみさん感激の出演(2022.4.01)
まん延防止等重点措置が解除され、飲食店に灯りが戻るなか奄美料理が自慢の居酒屋で、シマ唄ライブ配信が本格再開した。3月27日には久永さとみさんが出演。待望のイベントに出身者らが店を訪れ、料理と唄に酔いしれていた。シマ唄のライブ配信を本格再開させたのは、神田駅南口すぐの「居酒屋『奄美』」。