2023年2月28日火曜日

新着情報 2023年3月

 >03月

コロナ以前の8割に回復 関東・関西から来訪急増 22年入り込み・入域客 奄美群島(2023.03.31)

県大島支庁は27日、2022年の奄美群島への入り込み・入域客数を発表した。入り込み客は68万5944人で前年比12万9228人(23・2%)増、入域客は53万6220人で同11万8880人(28・5%)増。20年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で低迷していたが、22年は過去最多を記録した19年比で8割ほどまで回復。関東・関西からの入域客が大きく増加した。

関東鹿児島県人連合会 奄美関係者も多数出席 シマ唄に六調も(2023.03.31)

関東鹿児島県人会連合会(原口吾郎会長、岩元定幸幹事長)は26日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで「鹿児島県人会連合会第38回大会」を開催、約600人が集った。鹿児島県ゆかりの人たちが懇親を重ねた会場には、東京奄美会などから多数参加した。大盛況の模様を写真とともに振り返る。

「沖永良部の近現代」考察 各分野の研究成果を発表 鹿大・地域シンポ(2023.03.28)

鹿児島大学法文学部付属「鹿児島の近現代」教育研究センターは27日、和泊町役場結いホールで地域シンポジウム「沖永良部の近現代」を開催した。同大学の学生と研究者が近代以降の沖永良部島にまつわる人物、産業、食材などさまざまな分野の研究成果を発表。島バナナを生かした新たなビジネスモデルの構築や定住外国人の起業促進による島の経済活性化などの提言もあった。

沖永良部島で中学生がピザ作り出前教室 夢はナポリピザ職人(2023.03.28)

沖永良部島の子育て支援施設「SMAPPY(スマッピー)」(和泊町手々知名)で3月21日、ピザ作り体験教室兼出張販売が行われた。児童と保護者ら16人が参加し、40枚のピザを作った。 

乳幼児多く、病棟に負荷 呼吸器感染症患者が増加 コロナ自粛の反動?(2023.03.27)

外出や接触を避けてきた「コロナ自粛」の反動か―。新型コロナウイルス感染拡大が沈静化しつつある中、コロナ以外の呼吸器感染症が奄美市内外で広がっている。特に乳幼児への感染が目立っており、入院を受け入れる県立大島病院(奄美市名瀬)小児科病棟への負荷が増している。屋外での活動を通じて病気への耐性や免疫を備えるはずの乳児期にコロナ自粛が重なり、免疫が未熟な子どもが一気に感染しているとみられる。

景色感じて、自転車で周遊 和泊町で観光・交流イベント 島内外17人参加、クジラ遭遇も(2023.03.25)

第1回WADOMARI CYCLING(和泊町土木課主催)は21日、同町役場を発着点にあった。島内外から9~76歳の男女17人が参加。自転車で町内を周回する約20キロのコースを走り、自転車や町の魅力を再認識した。

中学校へ気持ち新たに 奄美群島で1011人が卒業 小学校卒業式(2023.03.24)

奄美群島各地の小学校で23日、卒業式が行われた。2022年度の奄美全体の卒業生は、2月10日現在で1011人(男子490人、女子521人)。卒業生たちは6年間の思い出を振り返り、卒業証書を手に中学校生活に向けて気持ちを新たにした。

沖永良部島に島産コーヒー豆使うカフェ「ノアコーヒー」 国際会議で提供予定(2023.03.23)

カフェ兼コーヒー豆販売所「ノアコーヒーおきのえらぶ店」(和泊町和泊)が3月7日、沖永良部島にオープンした。店主の山下さつきさんは同島出身。島内でコーヒー豆を無農薬栽培しており、同店では山下さんが栽培したコーヒー豆を使ったドリンクを提供している。

「作文、元気をもらった」 新聞投稿を機に交流 田中さん(田皆小3年)と新村さん(県職員)(2023.03.22)

沖永良部島の海の豊かさを感性豊かに表現した知名町立田皆小学校3年、田中千紗さん(9)の新聞投稿を読んだのをきっかけに、手紙などで田中さんと交流した県庁職員の新村和樹さん(27)=鹿児島市=が20日同校を訪れた。田中さんと初めて対面した新村さんは「作文を読んで元気をもらった。ありがとう」と改めて礼を述べた。

持続可能な住みよい集落へ コロナ後の新たな地域づくり模索 知名町住吉(2023.03.21)

知名町は2022年度、住吉集落(奥村吉夫区長、住民162世帯)を対象に「コロナ禍・後を見越した新たな地域コミュニティ構築事業」に取り組んだ。4日は同集落の住吉地区振興センターで最終報告会があり、住民、町職員など約30人が参加。持続可能な住みよい集落にするため、年間を通して住民が話し合った内容を共有した。人口減少、高齢化の中、集落行事の工夫や花植えなどによる魅力化、U・Iターンを受け入れる住宅、雇用の必要性などさまざまな意見があった。

沖永良部の郷土研究会会報誌が100号目で幕 「次の世代に託したい」(2023.03.17)

沖永良部郷土研究会の会報誌「えらぶ郷土研会報」57号の発行作業が3月12日、沖永良部島の和泊町歴史民俗資料館(和泊町根折)で行われた。 今号で同会の会報誌は前身の「えらぶせりよさ」から数えて通算100号で、終刊となる。同会の先田光演会長は「研究する先輩たちがいなくなり、私も80歳という年齢だし、ここでいったん区切りを付けたい」と終刊の背景について明かす。

沖永良部の魅力を海外へ 「オンラインFAMトリップ」初開催 観光名所など動画で紹介(2023.03.16)

欧米豪圏の旅行会社を対象にした「沖永良部島オンラインFAMトリップ」=(一社)奄美群島観光物産協会主催=が14日夜、奄美市名瀬の自治会館であった。案内役を、(一社)おきのえらぶじま観光協会職員が務め、各観光名所を動画で紹介。奄美群島の魅力が海外へ、画面を通し伝えられた。

新型コロナ、「5類」へ5月移行 制約緩和も警戒持続必要(2023.03.15)

新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行する。3密の回避、飲食店への営業時間短縮要請、行動制限-。社会経済活動において多くの制約があったコロナ禍から大きな転換期を迎えることになる。コロナ後の社会で私たちの暮らしはどう変わるのか。県内の感染状況と、位置付け変更後の県などの対応を整理する。

巨大卒業証書で記念写真 マスクなしの笑顔で思い出づくり 金久中卒業生ら(2023.03.15)

群島内の中学校で卒業式が行われた14日、奄美市立金久中学校(窪田智司校長)の卒業生らの謝恩会が同市名瀬の奄美観光ホテルであった。会場には巨大な「卒業証書」パネル(幅2・7メートル、高さ1・8メートル)が設置され、卒業生らは記念写真を撮るなどして、中学生活最後の思い出をつくっていた。

銀座もとじ 日本復帰70周年記念イベント開催 大島紬の魅力を歴史と背景も添え伝える(2023.03.14)

大島紬の魅力を銀座から発信している呉服店、銀座もとじでは、今月、「奄美大島日本復帰70周年記念~春を纏(まと)う~大島紬特別展」と銘打ったイベントを開催している。店内には創業者泉二弘明さんと新社長となった啓太さん、それぞれがセレクトした思い入れのある大島紬10点の反物が展示され、多くの来場者らの目を楽しませている。

あすから、マスクなしへ 着用は個人の判断に 奄美でも対応進む(2023.03.12)

新型コロナウイルスの感染対策として求められていたマスク着用が13日から個人の判断に委ねられる。約3年続いたマスク生活が転換期を迎えた。島内の公共交通機関や飲食店、商業施設では利用者や従業員の対応を見直すなど準備を進めている。

方言で郷土料理学ぶ 今春卒業の高校生7人 知名町(2023.03.12)

沖永良部島の方言で郷土料理を学ぶ「あぐとぅあぐし まさむん(仲間と一緒においしい料理)教室」(知名町青少年育成連絡協議会主催)が5日、知名町婦人センターであった。町内の高校3年生7人が参加。同町公民館講座「しまむに(沖永良部島方言)サロン」受講生ら10人を講師に、方言で会話しながら料理を学んだ。

奄美環境文化教育プログラム 徳之島を含む奄美5島をつなぎ最終章へ(2023.03.09)

鹿児島大学高等教育研究開発センターによる「令和4年度奄美環境文化教育プログラム」が約6カ月の講義、実習を終え、3月5日、奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の受講生を結んで終了課題に取り組んだ。

沖永良部の子育て支援施設が小学生の居場所づくり CFで支援呼びかけ(2023.03.08)

沖永良部島の子育て支援施設「SMAPPY(スマッピー)」(和泊町手々知名)が現在、雨の日でも小学生が集まれる室内遊具場を作るための支援をクラウドファンディングで呼びかけている。2月11日の開始から2週間で目標金額の50%を達成した。

甘味けんじさん(沖永良部島出身)坊主漫談 自慢の料理と抱腹絶倒の話術を堪能(2023.03.07)

東京都品川区にあるイタリアンレストランでこのほど、沖永良部島出身の甘味けんじさんが、「坊主漫談」を披露した。参加者たちは、自慢の料理と抱腹絶倒の話術を堪能。五感が満たされるひとときに酔いしれていた。

ふるさと納税で集落活性化 返礼品に「黒貫字のじゃがいも」 知名町 地域住民が楽しく収穫(2023.03.06)

知名町黒貫字(高風勝一郎区長、60世帯150人)で5日、ふるさと納税返礼品用のジャガイモの収穫と箱詰め作業が行われ、大人から子どもまで約30人が集まり汗を流した。6日に全国各地へ発送される。町は、今年度からふるさと納税返礼品の新メニューとして「黒貫字のじゃがいも」を採用。寄付額9000円で10㌔、5000円で5㌔の2品目を用意した。寄付額の3割程度を字の環境美化やイベントのために活用する計画だ。

6年間の思い出を手形に 「成長を実感」田皆小で恒例イベント(2023.03.05)

知名町立田皆小学校(野村さみ子校長、児童43人)の伝統行事「手形記念式」が先月24日、同校体育館であった。卒業を前にした6年生7人が、これまでの学校生活を振り返りながら家族とともに手形を押した。

食品倉庫を設置、活動本格化へ 心音「フードバンクおきのえらぶ」 和泊町(2023.03.03)

フードバンク事業「フードバンクおきのえらぶ」を展開する和泊町のNPO法人心音(安徳建二理事長)に食品を保管するコンテナ倉庫が届き、2月25日に設置式があった。和泊、知名両町長をはじめ関係者20人が出席し、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献や島の福祉向上に期待した。

事業計画見直し 再エネの新たな実証へ MG導入地区も再検討 ゼロカーボンおきのえらぶ推進協(2023.03.02)

ゼロカーボンおきのえらぶ推進協議会(会長・今井力夫知名町長)の第2回会合が2月27日、和泊町役場結いホールであり、事務局が事業計画の見直しを報告した。当初想定していた配電線ライセンスの取得と既存電力会社からの電力の卸売り供給・小売り事業ができないことが判明し、再生可能エネルギー(再エネ)利用のため、各公共施設に電力融通を実現できるDGR(デジタルグリッドルーター)と太陽光発電装置を設置する計画へ変更。2023年度内完成予定の知名町新庁舎エリアでエネルギーを地産地消する仕組み「マイクログリッド(MG)」を構築し、DGRの実証を進めるとした。MG構築を計画していた和泊町国頭、知名町久志検両地区はDGR設置に適した電力需要が見込めないことなどから、導入地区変更を前提に最適地を再検討する。

「奄美大島日本復帰の歌」をCD化 和泊町で音源見つかる 宮崎の復帰運動盛り上げ(2023.03.01)

和泊町でこのほど、宮崎県宮崎市波島地区(旧大島町)で奄美群島の日本復帰運動を盛り上げた「奄美大島日本復帰の歌」(1951年作)の音源が見つかり、元県立短期大学教授の歴史研究家、西村富明さん(75)=同町=がCD化した。

8高校で卒業式 「マスクなし」対応分かれる 奄美群島(2023.03.01)

奄美群島の定時制を含む高校8校で28日、2022年度の卒業式があった。「マスクなしを基本」とする文科省の通知を受け、各校では式典中のマスク着用を個人の判断に委ねたり、入退場・卒業証書授与以外では着用を呼び掛けたりと対応が分かれた。各会場では感染対策として手指消毒や換気などを徹底して式を開催。コロナ禍でさまざまな制限を経験しながらも、たくましく成長した3年生の門出を祝福した。

2023年1月31日火曜日

新着情報 2023年2月

 >02月

駆除して!食べて!活用を 知名町大山で「外来植物展」イベント 中学生きっかけで開催(2023.02.28)

外来植物について学ぶ「駆除して!食べて!染めて!外来植物展」(環境省徳之島管理官事務所主催)は23日、知名町の大山であった。親子連れなど45組119人が参加。ウオークラリーやカフェ、ワークショップがあり、沖永良部島の外来植物を知って駆除するとともに、その活用方法を学んだ。

「顔が見える」卒業式へ マスク外せる解放感、抵抗も 高校卒業式シーズン(2023.02.27)

卒業式シーズンを前に文部科学省は10日、学校の卒業式で「マスクを着用しないことを基本とする」と各都道府県の教育委員会などに通知した。奄美群島では、ほとんどの高校で28日に卒業式が開かれる。各高校では式典の一部でマスクを外したり、着用を求めず個人の判断に委ねたりと状況に合わせて対応。4年ぶりの「顔が見える」卒業式に、卒業生たちからは「やっと顔を見せられてうれしい」「今さらマスクを外すのは抵抗がある」など、期待や不安の声が上がった。

フラワーアレンジメントに挑戦 地元産の花で体験教室 和泊中(2023.02.25)

和泊町産の花を使ったフラワーアレンジメント体験教室が14日、同町の和泊中学校(山端達雄校長)3年生53人を対象にあった。生徒たちは作品全体の高低差や配置を考えながら花を挿していき、作品制作の難しさや面白さを感じていた。

高校入試最終出願 大島学区倍率は0・60倍 2学科が定員満たす(2023.02.24)

県教育委員会は22日、2023年度公立高校入学学力検査の最終出願者数を発表した。大島学区は学力検査定員1028人に対して612人が出願。倍率は前年度比0・02ポイント減の0・60倍となり、県内7学区で、熊毛学区と並び1番低い倍率となった。

沖永良部島のシェアハウスに看板設置 ワーケーション中のイラストレーターが制作(2023.02.22)

和泊町のシェアハウス「ハニーカム」(和泊町出花字)に1月31日、同施設に併設する蜂蜜製造工場の看板が設置された。

国体相撲、代表争い本格化 奄美市で強化稽古開催(2023.02.21)

鹿児島県で10月に開催される「燃ゆる感動かごしま国体(特別国民体育大会)」に向けた相撲競技の強化稽古が18、19の両日、奄美市名瀬の御殿浜公園内にある相撲練習道場であった。奄美大島、徳之島、県本土から成年選手が集い、3枠の鹿児島代表入りを目指して約1時間の稽古に汗を流した

老若男女が方言の魅力伝える 知名町で島唄・島ムニ大会(2023.02.20)

知名町の第25回島唄・島ムニ大会(町教育委員会主催)は18日、同町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。町内の老若男女13団体・個人がシマムニ(沖永良部島方言)に関する作文発表やシマムニでの寸劇、島唄を披露し、島の伝統文化や方言の魅力を伝えた。

一色次郎(知名町出身の作家)調査へ 鹿大の教育研究センター・研究者2人来島(2023.02.19)

知名町余多出身の作家、一色次郎(本名・大屋典一)の調査のため、鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターの鈴木優作特任助教(44)と日髙優介特任助教(43)の2人が17~19日の日程で、沖永良部島を訪れている。島に残る一次資料の発掘、調査が目的。

「世界に向け奄美PRへ」 パレード参加者を大募集 NY奄美会(2023.02.18)

ニューヨーク奄美会(榮秀吉会長)が、マンハッタンで行われるパレードへの参加者を広く募っている。開催は5月13日。「世界に向けて奄美を一緒にPRしましょう」と呼び掛けている。

雪遊びに笑顔 卒業生がプレゼント 知名町・上城小(2023.02.15)

知名町の上城小学校(松山淳校長、児童18人)に10日、同校卒業生から雪が届き、雪に触れる体験会があった。児童たちは雪を丸めて投げたり、ウサギの形を作ったりして、めったにできない雪遊びを楽しんだ。

「フラワーバレンタイン」イベント 感謝の気持ち届けよう 知名町4HCがプレゼント(2023.02.15)

男性から女性へ花束を贈る「フラワーバレンタイン」イベントが14日、知名町のAコープ知名店であった。同町農業青年クラブ(4HC)のメンバーら10人が参加し、「ありがとう」の言葉を添えて買い物客に花束をプレゼントした。

沖高商業科3年生11人「サニーボトル」活用 環境問題に関心を(2023.02.14)

沖永良部高校商業科の3年生11人が、水筒の代わりに使う「サニーボトル」を活用して、ペットボトルの削減に取り組んでいる。

奄美黒糖は12点が入賞 県本格焼酎鑑評会 3年ぶりに表彰式(2023.02.11)

2022酒造年度に県内で製造された焼酎の出来を審査する県本格焼酎鑑評会の表彰式が10日、鹿児島市の城山ホテル鹿児島であった。新型コロナウイルス感染症の影響で過去2年間は中止だった表彰式と祝賀会が3年ぶりに開催された。

島に人呼び込む流れを 「さかさま不動産」沖永良部支局開設 家借りたい人が大家募集(2023.02.10)

物件を借りて挑戦したいことがある人の思いを可視化し、貸主を募集する不動産ウェブサービス「さかさま不動産」の沖永良部支局開局イベントが8日、知名町知名のコミュニティースぺース「entaku」であった。トークセッションを通じて運営会社が同サービスの概要を説明。支局運営を担うツギノバ(北海道利尻郡)の大久保昌宏代表理事は「この取り組みを沖永良部島でやっていくことで、島全体に人を呼び込む動き、流れをつくっていけたら」などと話した。

大城小(和泊町)が文科大臣表彰 「地域学校協働活動の一体的推進」で(2023.02.09)

和泊町立大城小学校(野口浩二校長、児童43人)の学校運営協議会と地域学校協働本部は2022年度、「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」の取り組みを評価され、文部科学大臣表彰を受けた。地域住民が学校教育活動に協力する「大城小もりあげ隊」の活躍などが評価された。

沖永良部島で「心と体が喜ぶリトリート」 ローフードやヨガ体験(2023.02.08)

沖永良部島知名町で1月30日・31日の2日間、「沖永良部島の大自然の中で心と体が喜ぶ2dayリトリート」が開催された。ビーガンクッキングやヨガ、ハーブティー作り、バスソルト作りを行った。主催はヨガ講師でもあるエラブヨガの高田えりさん。奄美大島で「ビアードコーヒー奄美」を経営するナツコさんをビーガンクッキングの講師に迎えた。当日の参加者は4人。 ローフードについて学びながらカレーやケーキ作りを楽しんだ後、大自然の中でヨガをして汗を流した。

探究コンテストで最優秀賞 沖永良部高校 「尊重し合える社会になって」(2023.02.06)

沖永良部高校普通科2年生の「せりよさ探究」グループの3人が、第3回高校生探究コンテスト(県教育委員会主催)の社会課題分野で最優秀賞に輝いた。持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「ジェンダー平等の実現」をテーマに、島に残るアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に焦点を当てながら、ジェンダー差別を次世代に残さないための方法を考えた。

重要書類搬出など流れ確認 文化財防火デーちなみ訓練 知名町(2023.02.04)

「文化財防火デー」(1月26日)にちなんだ知名町の防火訓練が1月31日、町中央公民館・図書館であった。同館職員、町文化財保護審議会委員、消防など約50人が参加。通報、避難誘導、初期消火、重要書類の運び出し、放水消火など一連の流れを再確認した。

県フラワーコンテスト 亘さん(和泊町)ら3人が特別賞 沖永良部から出品も減少(2023.02.03)

2022年度鹿児島県フラワーコンテストが2日、鹿児島市の県民交流センターであった。、奄美関係では亘巧生さん(和泊町)のスプレーギク「ポワル」=写真右=が鹿児島県議会議長賞、平秀徳さん(知名町)のテッポウユリ「ひのもと」=写真中=が九州農政局長賞、田尻博樹さん(同)のグラジオラス「ポリシャスフリスビー」=写真左=が日本花き卸売市場協会長賞を、それぞれ受賞した。

北緯30度以南行政分離「二・二宣言」 GHQ「国民に知らしめた日」(2023.02.02)

77年前の1946(昭和21)年2月2日、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による覚書として宣言されたのが「二・二宣言」だ。日本の領域のうち屋久島の南、口之島(十島村の玄関口)を境にした北緯30度以南の南西諸島は小笠原諸島と共に日本から行政分離、米軍政府の統治下に置くというもの。「奄美群島の復帰史の全ての始まり」と捉えることができ、日本復帰70周年の今年、歴史的な位置付けがあらためて問われそう。


知名町に子ども第三の居場所「entaku」開所 世界から人が集まる場所に(2023.02.01)

一般社団法人ツギノバ(大久保昌宏代表理事)は31日、日本財団の助成を受け、「子ども第三の居場所」事業のコミュニティモデルとなる施設「entaku(エンタク)」を知名町フローラル館地下1階に開所した。「子ども第三の居場所」の拠点施設は島内で3カ所目。ツギノバの大久保代表理事は「沖永良部島に根を張り、自分たちができることを進めていきたい」と話した。

2023年1月3日火曜日

新着情報 2023年01月

 >01月

沖永良部島・大城小で「黒糖作り」体験 30年以上続く郷土学習(2023.01.31)

沖永良部島和泊町の大城(おおじろ)小学校で1月26日、30年以上続く郷土学習「黒糖作り」が全校児童43人と地域の人々合わせて80人で行われた。

シマムニ衰退した背景は 研究者2人が調査報告会 和泊町国頭(2023.01.30)

シマムニ(沖永良部島方言)を研究する日本学術振興会特別研究員で東京外国語大学の横山晶子さんと神田外語大学タイ語語学専任講師の冨岡裕さんは27日夜、和泊町の国頭研修館で「しまむに社会調査報告会」を開いた。シマムニは国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2009年に消滅の危機にある言語と認定し、島内で記録、継承に向けた取り組みが広がる中、2人はシマムニが衰退した背景や社会変化についての調査・研究成果を報告。方言を聞く、話す機会の増加を継承の鍵に挙げた。

知名町で言語・方言サミット開幕 聞ける環境は学ぶチャンス 基調講演や島唄の披露も(2023.01.29)

2022年度危機的な状況にある言語・方言サミット奄美大会in沖永良部(文化庁、鹿児島県、知名町など主催)が28日、知名町あしびの郷・ちなで開幕した。参加者は、方言の聞き比べや島唄の披露などを通して、言語の多様性の大切さを確認。沖永良部の島ムニ(方言)で基調講演した言語学博士でオランダ出身のハイス・ファン=デル=ルベさんは「地元の言葉を聞けるのは、またとないチャンス。多くのことを学べる」と述べた。

サタグルマで黒糖作り 昔ながらの作業を体験 和泊町の大城小(2023.01.28)

和泊町の大城小学校(野口浩二校長、児童43人)で26日、伝統の黒糖作り体験があった。児童や保護者、地域住民ら約80人が参加。昔ながらのサタ(砂糖)グルマを使ったサトウキビ搾りや大釜での煮詰めなど、黒糖ができるまでの作業工程を体験し、先人の苦労や自分たちの手で作る喜びを味わった。

奄美地方にも強い寒気 最大瞬間風速 沖永良部で26・7㍍ 空の便も欠航、停電発生(2023.01.25)

奄美地方は24日、冬型の気圧配置の影響で悪天候となり海の便に加えて空の便も乱れた。気象庁によると25日にかけて、この冬一番の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となる見込み。沿岸の海域では明け方にかけて高波に警戒を呼び掛けている。

奄美など県内で30人採用 テレワークで働く正社員 デジタル業務未経験も可 東京のコンサル会社(2023.01.24)

総合コンサルティングサービスを手掛けるPwCコンサルティング合同会社(東京都、大竹伸明代表執行役CEO)は23日、テレワークで働く正社員30人を、奄美を含む県内で現地採用すると発表した。同社は自治体とも協力し、女性活躍推進や雇用創出といった地域の課題解決に取り組むとしている。

武道から平和を学ぶ 城ケ丘中で出前授業「なぎなた」指導 沖高教諭(2023.01.22)

沖永良部高校教諭による「なぎなた」の体験授業が19日、和泊町立城ケ丘中学校(大野暁校長)であった。全校生徒37人が参加し、なぎなたの基本動作や武道の心得を学んだ。沖高では、教育振興事業の一環として島内の中学校で出前授業を行っている。今回、保健体育科教諭でなぎなたの競技歴40年の村松陽子さん(49)が講師を務めた。

「おむすびの日」にちなみ総菜おむすびを100円で 和泊町のこども食堂が企画(2023.01.21)

沖永良部島・和泊町手々知名のNPO法人「SMAPPY(スマッピー)」が運営する「おむすび屋スマッピー」で1月17日、おむすびの日にちなんで「おむすび全品100円」企画が行われた。カンパチマヨや大根の葉とシラスの混ぜご飯など4種類のおむすびを、通常250円のところ100円で提供。当日は20組が来店し、100個前後を売り上げた。

きょう「大寒」 アサギマダラ集団越冬 奄美大島(2023.01.20)

20日は二十四節気の一つ「大寒」。1年で最も寒い時期とされる。奄美大島北部の林の中では、リュウキュウアサギマダラが身を寄せ合うように集まり、寒さに耐えながら春を待っている。

自家堆肥でキビ4メートル超 人、環境に優しい農業を 知名町の児玉さん(2023.01.19)

知名町屋者の農家、児玉富杢さんは今期(2022~23年期)のサトウキビを、化学肥料や薬剤をできるだけ使わず、米ぬか、魚粉などを利用した環境に優しい手づくり堆肥で育てた。夏植えで、今月7日に収穫したキビの草丈は4メートル余り(例年2~3メートル)に成長。児玉さんは「地力を高め、作物の能力を最大限に生かし、安全安心でおいしい農産物を生産したい。良かった事は情報共有し、脱炭素化を進める町全体の役にも立てれば」と話している。

東京奄美会・新年賀詞交歓会 3年ぶりの開催に島口飛び交う(2023.01.18)

東京奄美会(井上脩士会長、泰良宗男幹事長)は、「2023年賀詞交歓会」を15日、東京都台東区の上野精養軒でコロナ禍により、3年ぶりに開催した。会場は鹿児島、奄美からの来賓をはじめ、関東在住者合わせ280人の盛況ぶり。出席者たちは「奄美群島日本復帰70周年」の年頭を、島口を交わしながら堪能していた。

全国各地から沖永良部島へ持続可能な地域づくり視察モニターツアー(2023.01.18)

沖永良部島が取り組む持続可能な地域づくりを体験し学ぶモニターツアーが1月12日から2泊3日の行程で催行された。一般社団法人「おきのえぶ島観光協会」と南西旅行開発(東京都新宿区)が連携して企画した。

沖永良部で墓正月 先祖と新年祝う(2023.01.17)

先祖とともに新年を祝う伝統行事「墓正月」が16日、島内の各集落であった。田皆集落の共同墓地では、小雨が降るなか午前中から多くの住民が集まり、墓前で一重一瓶を囲む姿が見られた。

交流が高齢者の幸せ 「観光×福祉」で島の魅力発信 知名町の「ホームかがやき」(2023.01.16)

知名町の小規模多機能型居宅介護事業所「ホームかがやき」(末川大喜代表・管理者)は「観光と福祉の連携」を掲げ、施設内に旅行客を受け入れて利用者との交流を図るなど、ユニークな取り組みで注目を集めている。

季節外れの「夏日」に汗 奄美市名瀬で26・4度 奄美群島(2023.01.15)

気圧配置の影響で南から暖かい空気が流れ込んだ14日、奄美は季節外れの暑さとなった。奄美市名瀬をはじめ4地点で最高気温25度以上の「夏日」を観測。喜界、天城、伊仙、与論の4地点で1月の観測史上最高を更新するなど各地で汗ばむ陽気となり、屋外では半袖姿の人々の姿も見られた。

和泊町で特定地域づくり事業協同組合シンポ 幅広い年代の人材確保へ(2023.01.14)

「特定地域づくり事業協同組合シンポジウムinおきのえらぶ」(県中小企業団体中央会主催)が12日、和泊町役場結いホールであった。講演やパネルディスカッションを通して、組合による地域活性化や労働者派遣と職業紹介の組み合わせによる人材確保について考えた。

現役生志願者数は295人 14、15日 群島内6校生徒、大島高で 共通テスト(2023.01.13)

新型コロナウイルス感染症第8波の中、「2023年度大学入学共通テスト」が14、15日の2日間、全国679会場(前年度677)で行われる。県内は14会場で実施し、大島地区唯一の会場となる大島高校(奄美市名瀬)は、奄美群島内6校の生徒が利用。与論高校は移動時間の短い沖縄県の名桜大学での受験になる。

阪神・近本光司選手が沖永良部来島 3年連続で自主トレ(2023.01.11)

プロ野球、阪神タイガースの近本光司選手(28)が10日、自主トレで沖永良部島に入った。 島での自主トレは3年連続。3月開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に向けて「選ばれても、そうでなくても後悔がないよう自分ができることをやるだけ」と語った。

テレビで反響「奄美訪問のきっかけに」 注文殺到の伝統染Tシャツ 龍郷町のビッグツー(2023.01.10)

龍郷町の大型商業施設「ビッグツー奄美店」が開店22周年記念で昨年発売した「ビッグツーTシャツ」に注文が殺到し、店側が再入荷を急いでいる。元日に全国放送されたフジテレビ系の正月恒例特番「さんタク」内で、同店を訪れたお笑い芸人の明石家さんまさんと、歌手で俳優の木村拓哉さんが着たことによる反響だ。伝統の染色技法で製作したTシャツであり、松浦能久店長は「奄美のPRにつながれば」と語った。

奄美に「大学」考えよう 琉球大学生企画 島の中高生らが白熱議論(2023.01.09)

「もし、奄美に大学を創ったら」をテーマにディベート・ディスカッションする学生プロジェクトが8日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。琉球大学生らがファシリテーター(進行役)を務め、奄美大島内の中高生9人が賛成と反対の立場に分かれて相手チームと議論。島の大学設置を巡ってそれぞれが自分の意見や思いを発信し、その必要性やあり方を考えた。

子の健やかな成長願う ナンカンセックで家回り 奄美群島(2023.01.08)

7日はナンカンセック(七日節句)。奄美各地では、晴れ着に身を包んだ数え年七つの子どもが神社詣でをしたり、親類宅などを回ってナンカンジョセ(雑炊)を頂いたりする光景が見られた。

シマムニ寸劇コンビ活躍 方言継承活動の一役担う 知名町の沖さん・沖野さん(2023.01.07)

知名町の沖良子さん(70)と沖野マスノさん(75)は、学校や老人会でシマムニ(沖永良部島方言)による寸劇を披露し、継承活動の一役を担っている。


自転車で日本一周の清水さん来島 「キビ刈りにおいで」 日本最北端の宗谷岬で交わした約束(2023.01.07)

自転車で日本一周の旅をしている清水雄平さん(28)=大阪府=が2日、沖永良部島に到着した。旅の途中で交わした「サトウキビ刈り」の約束を守るためだ。清水さんは昨年4月2日に大阪を出発。東日本を周って2カ月後に北海道の宗谷岬を訪れた。そこで偶然出会ったのが、軽自動車で旅をしていた知名町在住の福井源規さん(27)だった。

地域おこし協力隊に三上さん フローラルホテルで商品開発など担当 知名町任命(2023.01.05)

知名町は4日、地域おこし協力隊に大阪府出身で北海道札幌市から移住した三上大輔さん(61)を任命した。同町フローラルホテルの職員として、ふるさと納税返礼品の開発や情報発信に取り組む。協力隊は7人目。任期は最長3年間。

群島各地で20歳の集い (2023.01.04)

奄美群島9市町10会場で2、3日、20歳の門出を祝う式典があった。成人年齢が18歳に引き下げられたことで、これまで成人式として行われていた式典は、自治体ごとに名称を変更。新型コロナウイルス感染症対策が行われるなか、20歳を迎えた若者らは、大島紬や振り袖に身を包み、晴れやかな表情で旧友らとの再会を喜んだ。式典では、来賓者らの祝福を受け、節目の決意を胸に新たな一歩を踏み出した。群島内の二十歳を迎えた若者を祝う式典は、4日に瀬戸内町、大和村、宇検村でも開催される。